ハヤカワ文庫
ノパルガース

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  • サイズ 文庫判/ページ数 229p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150117221
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

まさかこんなことが!国防総省所属の科学者ポール・バークは愕然とした。謎の異星人に突然拉致され、焦土と化したその母星へと連行されたのだ。自らをトープチュと称する彼らは、通常は見ることも触ることもできない怖るべき寄生生命体ノパルを殱滅すべく戦っているのだという。そして、ノパルの発生源ノパルガースを浄化する協力をバークに求めたのだが、なんと、そのノパルガースとは!?鬼才ヴァンスが放つ戦慄の異世界。

著者等紹介

ヴァンス,ジャック[ヴァンス,ジャック][Vance,Jack]
1916年、サンフランシスコ生まれ。カリフォルニア大学バークリー校を卒業後、商船員、ジャズバンドのプレイヤーなど、さまざまな職業につき、世界各地をめぐり歩いた。1945年、スリリング・ワンダー誌に発表した“The World‐Thinker”でデビュー。奇怪な世界と異様な文化を活写する個性的な作風で息の長い活動をつづけ、90冊をこえる著書を発表。また、ジョン・ホルブルック・ヴァンス名義で発表したミステリ『檻の中の人間』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞の最優秀新人賞を受賞している

伊藤典夫[イトウノリオ]
1942年生、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

催涙雨

49
最初は人間が発生させ、人間が背負い込んでいる憎悪を具現化(可視化)したような生物にどうケリをつけるかの話なのだと思っていたのだが、その設定をきちんと畳んでくれる様子のないままB級臭い方向に傾いていって、最終的にはわたしの想像力ではイメージを補いきれない展開を含むよくわからない話になっていった。設定だけ流用してパルプ臭さを抜き取った作品なんかが仮にあるとしたら、たぶんそっちのほうが個人的には面白く感じるんだろうなと思う。話の流れに対してはまったくなにも思わないが、設定に限っては魅力を感じる作品。2019/12/26

Panzer Leader

36
異惑星イグザックスで100年を超す戦争によって謎の寄生生命体ノパルを滅ぼしたザックス人は、ノパルの発生源であるノパルガースに戦いの矛先を向けた...というワクワクする出だしから、あれあれという展開。なんか極々普通のパルプSFで、今まで読んだヴァンスの傾向から期待する方向性ではなかった。2018/04/01

星落秋風五丈原

26
これも表紙絵めっちゃ好み。最初はある寄生物を倒せばいい話かと思っていたら途中で変わって来る。2022/12/29

miroku

14
古き良き時代の香りがする作品。ストレートであるが故に力強い。ヴァンス独自の雰囲気が味わえる。2012/04/30

GaGa

13
どうしてヴァンスの60年代の作品が今頃初訳されるのか?理解不能も、内容はいかにもエースダブル向き。しかし設定そのものは話の運び方の強引さに比べて程よく作られていて、そこそこ楽しめた。それにしてもよもや新作!?と思ったぞ。まあヴァンスは今年で94歳、いくらなんでもねえ…2010/07/06

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