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ハヤカワ文庫
プロバビリティ・スペース

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  • サイズ 文庫判/ページ数 590p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150116965
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ケンブリッジの自宅から物理学者カペロが誘拐された!現場を目撃した娘のアマンダは身の危険を感じ、心理学者のマーベットを頼って月へ、そして火星へと向かう。だが、マーベットはカウフマンとともに世界へと向かっていて不在。しかも軍強硬派のピアース大将がクーデターを起こし、火星は戦場と化していた。やがて実権を掌握したピアースは、敵を殱滅すべく、最強の武器である人工物をフォーラーの母星系に送りこむが…。ジョン・W・キャンベル記念賞受賞。

著者等紹介

クレス,ナンシー[クレス,ナンシー][Kress,Nancy]
1948年生まれ。ニューヨーク州の田舎町で育ち、ニューヨーク州立大学を卒業後、4年ほど小学校で教える。結婚を機に仕事をやめ、子育てのかたわら大学に戻り、教育と文学の修士号を取得。1976年、ギャラクシイ誌に短篇“The Earth Dwellers”でデビュー。1981年にポケット社からThe Prince of Morning Bellsで念願の長篇デビューをはたす。1991年にアシモフ誌に発表した中篇“Beggars in Spain”でヒューゴー賞、ネビュラ賞を受賞。1996年同じくアシモフ誌に発表し、ネビュラ賞、アシモフ誌読者賞、スタージョン記念賞を受賞した中篇「密告者」の世界をもとに作り上げた、『プロバビリティ・ムーン』にはじまる3部作を2000年から発表。第3作である『プロバビリティ・スペース』は、2003年のジョン・W・キャンベル記念賞を受賞した

金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

31
ラスト200Pは緊迫した展開!一気読み!……だが、ここまで引っ張って新味はなし。というか、こてこての古典的というか。まあ、つまらないとは言わないが(あまりSF読まない人には面白いのかもしれない)やはり長すぎる。ぎゅ~と凝縮して600Pぐらいですべてまとめた方がもっと読み応えのあるものに仕上がったのではないだろうか。さらに、ぎゅ~と縮めて300Pぐらいで読ませてくれれば……一緒かな(笑)2011/10/05

わたなべよしお

12
 さほどでもないなぁ、と思って読んでいたんだけど、読後感は悪くない。何となく、これで良かったのだなぁ、と少し温かい気持ちになった。それでも、3部作の中では第2部が1番好きかな。2020/03/13

可兒

5
異星SFから宇宙SFへと脱皮した完結編。今回はジュヴナイル的要素も入っているように感じて懐かしかった。大仕掛けの幕切れに加え小ネタの充実ぶりも相変わらずで、読んで後悔しない本と断言できる2009/01/27

sfこと古谷俊一

5
娘さんの成長ぶりにびっくり。放浪しあれこれと経験して大人の女性になるという骨格があるぶん物語的にまとまりがある感じ。戦争相手との「交渉」がああなるというあたりはも二巻の裏返し的かつスリリングな冒険として楽しめた。2009/01/17

猫のゆり

4
長かった~、けど読んでよかった。面白かった。少女の成長物語と、人工物をめぐっての駆け引きと、地球側での勢力の攻防と・・最後は息をつかせぬスペースオペラ。予想を裏切られ続けて、結局そうなっちゃうのかー、と思ったらまた違った展開が。脇役のキャラもよかったし、十分満足でした。2009/05/05

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