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ハヤカワ文庫
プロバビリティ・ムーン

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  • サイズ 文庫判/ページ数 527p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784150116880
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

22世紀半ば、太陽系外縁でのちにスペーストンネルと呼ばれる不思議な建造物が発見された。このトンネルは人類に外宇宙への扉を開き、いくつもの新世界が発見された。だが、やがてそうした新世界で、人類は異星種族フォーラーと遭遇、交戦状態に入った!敵の強大な軍事力に圧倒され、人類は苦しい戦いを強いられる。そんなおり、新世界のひとつ「世界」で、戦況を一変させる、強大な力を秘めた人工物が発見されたが…。

著者等紹介

クレス,ナンシー[クレス,ナンシー][Kress,Nancy]
1948年生まれ。ニューヨーク州の田舎町で育ち、ニューヨーク州立大学を卒業後、4年ほど小学校で教える。結婚を機に仕事をやめ、子育てのかたわら大学に戻り、教育と文学の修士号を取得。1976年、ギャラクシイ誌に短篇“The Earth Dwellers”でデビュー。1981年にポケット社からThe Prince of Morning Bellsで念願の長篇デビューをはたす。1991年にアシモフ誌に発表した中篇“Beggars in Spain”でヒューゴー賞、ネビュラ賞を受賞。1996年同じくアシモフ誌に発表し、ネビュラ賞、アシモフ誌読者賞、スタージョン記念賞を受賞した中篇「密告者」の世界をもとに作り上げた、『プロバビリティ・ムーン』にはじまる3部作を2000年から発表。第3作『プロバビリティ・スペース』は2003年のジョン・W・キャンベル記念賞を受賞した

金子司[カネコツカサ]
1969年生、1992年明治大学商学部商学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

31
★★★★ 他の惑星に行って異種族と接触するという、昔よくあったタイプの話で面白かった。花で心情を表現する世界感が興味深いが、花が世界の根幹にかかわっているのかと思ったら深読みしすぎだった。謎がいろいろ残ってるし、今後の人類との関わりも気になる。D2020/10/05

GaGa

31
「ベガーズ・イン・スペイン」収録の短編「密告者」を先に読んだのがいい面も悪い面もあった。ただ長い割に話は進まなかったなあ(笑)続編でどのような展開を持ってくるかが楽しみではあるが。キャラの描き方は悪くはない。なんとなくだけど、初期のロジャー・ゼラズニイ作品を思い出した。2011/10/04

わたなべよしお

21
 本棚を整理していて見つけた。実は3部作の2作目「プロバリティ・サン」をもう半分くらい読んでいるんだけど、どんどん面白くなっている。1作目「サン」は、なかなか異質な世界を描いているので、読み手もある程度、手探りで読んでいかなければならない。それが面白さをやや減じることになってしまったようだ。しかし、いったん、この世界が分かってしまうと、物語に没頭できる分けだ。2020/03/04

ヤギ郎

8
ちょっと読みづらいSF小説。宇宙を舞台にしている。場面がころころ変わるので、気を抜くと話がわからなくなる。時間をかけて、情報を整理しながらもう一度読みたい。おもしろそうな物語なんだよね…2017/10/09

ニミッツクラス

8
08年の本体860円の初版を読んだ。確率場トリロジーの一作目で、カバーはスペーストンネルへ“月”を押していく巡航艦ゼウス。すごいカバーを描ける人材が日本にも居るのだって感心したが、ステファン・マーチンエアーの作品だった。96年の短編を膨らませた本作は、前半の文化異星人学的なお花畑を乗り越えれば、後半は文字通り“加速”する。異星人フォーラーとのドンパチや起死回生の秘密兵器を巡るミリタリー物かと思っていたが、さにあらず。軌道・系内と惑星上の出来事を交互に描写し、そして続編への期待感がいや増す終局。★★★★☆☆2016/02/27

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