内容説明
全長百キロ、超金属のアドマンティウムの船体を持つ巨大恒星間宇宙船“喜びのフェニックス号”をようやく取り戻したファエトン。だが、“喜びのフェニックス号”の現在の所有者である海王星人のネオプトレマイオスが、宇宙船を受け取る用意ができたといって乗船許可を求めてきた。その目的を疑いながらも、ファエトンはネオプトレマイオスを乗船させるが…!?黄金時代のSFを21世紀に甦らせる好評の三部作ついに完結。
著者等紹介
ライト,ジョン・C.[ライト,ジョンC.][Wright,John C.]
1961年生まれ。軍人の家庭で育ったため、若いころは、アメリカ各地を転々とした。セントジョンズ・カレッジなどで哲学と数学を修め、ロースクールで法律を学ぶ。弁護士や新聞記者やテクニカル・ライターの仕事を経て、作家となった。1994年の短篇SF“Not Born a Man”でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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レイス
2
面白くなかった。90Gの加速、つぶれないテクノロジー、ブラックホールを利用した科学、記憶を編集できる科学、太陽での戦いとか、SFはすごいんだけど、両文明がこれから戦争に突入するだろうという理由が訳が分からなくなった。「超越」とやらも、どういいことがあったのかよく分からないし。言葉でこねくり回す文章が長い。2021/08/15
タコ星人
1
〝本体論的〟という言葉にピンと来ず、なのに作中でいろんな単語にくっついて登場してくる。〝とてもすごい〟に置き換えればなんとなく通じるけど、発言者の知性が低くなるジレンマ。 んで結局〈フェニックス号〉はどこに飛び立つこともなく消滅?〈沈黙者〉の話す内容は、艦or指揮権を入手する為の嘘とも言い切れず、そこまで執着して何がしたいのかも最後まで理解できず。 この三部作は、一万光年離れた狂人に絡まれる話。イマンシペイテッド(笑)短編作家が一切の引き算もせずに長編を書くとこんなボリュームになるよ、という話。あってる?2024/11/22
to_chan
1
3部作だけど単に長いから分けられただけのこの作品。3巻合わせて1500ページ超の大作。・・・・何度でも書くけどなげえよ!ただ読み終わってみるとその長さに見合う手応えはある。人格のコピーというか本質についてこれほど具体的に身も蓋もない描写を繰り返す小説がかつてあっただろうか。あったらごめん。そこが冗長になっている理由のひとつでもあるけどやっぱり面白かったよ!ああ、でもなげえよ!2012/07/09
sezmar
1
どんどんでかくなっていく話のどれを信じていいかのか難しい。 最後は大団円?だけどそこに至るまでに伏線がいろいろあったけどきちんと回収されてる し最後まで一気に読めた。次回作…というより翻訳されるとしたらファンタジーなのか。
たかみ
1
ひたすら長すぎ。ところどころに感動的な言説がありながらも、すっかりそれを忘れさせる長さ。結局、ペンギンだって空を飛ぶと言いたいだけかよ。2010/06/07
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- 和書
- 読むクスリ 〈28〉