内容説明
乳白色の髪に真紅の瞳、太古の妖術を自在に操り、魔剣ストームブリンガーで敵の魂を吸い取る、メルニボネ帝国最後の皇帝にして、流浪の皇子エルリック―その数奇な運命を、巨匠ムアコックが流麗かつ壮大に紡ぎ上げた「エルリック・サーガ」が、ついに開幕!メルニボネ帝国の落日と許婚サイモリル姫との悲恋を描く『メルニボネの皇子』と、美しい夢盗人とともに砂漠の民の「神聖乙女」を救う『真珠の砦』の2巻を収録。
著者等紹介
ムアコック,マイクル[ムアコック,マイクル][Moorcock,Michael]
1939年イギリス生まれ。弱冠16歳で「ターザン・アドベンチュア」の編集者になり、SFとファンタジイの世界に足を踏み入れる。1964年から71年までイギリスを代表するSF雑誌「ニュー・ワールズ」の編集長を務め、ニューウェーヴ運動の興隆に大きな影響を与えた。1967年中篇版「この人を見よ」でネビュラ賞を受賞。『グローリアーナ』で1978年にキャンベル賞を受賞、翌79年に世界幻想文学大賞を受賞。1961年、エルリックものの最初の短篇である「夢見る都」を「サイエンス・ファンタジイ」に発表し、斬新なキャラクター設定で読者を瞠目せしめる。続いてホークムーン、エレコーゼ、コルムなどエルリックの転生ともいえる主人公たちのシリーズを立て続けに発表。時空を超えたかれらの活躍をひとつの「多元宇宙」世界観の中に統合し、「永遠の戦士の世界」を作りあげた
井辻朱美[イツジアケミ]
東京大学人文系大学院比較文学科卒、白百合女子大学文学部教授、作家、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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