ハヤカワ文庫<br> メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉

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ハヤカワ文庫
メルニボネの皇子―永遠の戦士エルリック〈1〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 575p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150115517
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

乳白色の髪に真紅の瞳、太古の妖術を自在に操り、魔剣ストームブリンガーで敵の魂を吸い取る、メルニボネ帝国最後の皇帝にして、流浪の皇子エルリック―その数奇な運命を、巨匠ムアコックが流麗かつ壮大に紡ぎ上げた「エルリック・サーガ」が、ついに開幕!メルニボネ帝国の落日と許婚サイモリル姫との悲恋を描く『メルニボネの皇子』と、美しい夢盗人とともに砂漠の民の「神聖乙女」を救う『真珠の砦』の2巻を収録。

著者等紹介

ムアコック,マイクル[ムアコック,マイクル][Moorcock,Michael]
1939年イギリス生まれ。弱冠16歳で「ターザン・アドベンチュア」の編集者になり、SFとファンタジイの世界に足を踏み入れる。1964年から71年までイギリスを代表するSF雑誌「ニュー・ワールズ」の編集長を務め、ニューウェーヴ運動の興隆に大きな影響を与えた。1967年中篇版「この人を見よ」でネビュラ賞を受賞。『グローリアーナ』で1978年にキャンベル賞を受賞、翌79年に世界幻想文学大賞を受賞。1961年、エルリックものの最初の短篇である「夢見る都」を「サイエンス・ファンタジイ」に発表し、斬新なキャラクター設定で読者を瞠目せしめる。続いてホークムーン、エレコーゼ、コルムなどエルリックの転生ともいえる主人公たちのシリーズを立て続けに発表。時空を超えたかれらの活躍をひとつの「多元宇宙」世界観の中に統合し、「永遠の戦士の世界」を作りあげた

井辻朱美[イツジアケミ]
東京大学人文系大学院比較文学科卒、白百合女子大学文学部教授、作家、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

58
3300冊目は30年以上前に読んだ本の再読。『メルニボネの皇子』と『真珠の塔』の合本。メルニボネ〜の方はシリーズの始まりで、かなり細かい部分まで覚えていて、自分にびっくり!天野喜孝さんの絵につられて読んで、シリーズはまってたなぁ。パラレルワールドものだけに、シリーズがきちんと終わらず、ちょっと消化不良。それでも、イケメン(私のイメージ)でアルビノのエルリックに恋していましたよ。若かったなぁ。そして真珠の方は、シリーズ後半。RPGの要素が強く流し読み。本シリーズの方がいいな。さてさて3333冊目指そう!2018/09/22

鐵太郎

16
エルリックとは、それまでキンメリアのコナンあるいはその亜流に当たるさまざまな筋肉隆々たるヒーローに対して、一種のアンチテーゼとして登場したヒロイックファンタジーの主人公。剣の腕、魔法の技、多少の正義感などは主人公たるにふさわしいものを持っていますが、体は弱い。精神も強くない。アルビノという突然変異は、色素欠乏という外観的なものだけでなく、虚弱体質であると一般に言われますが、エルリックはその典型か。そんな虚弱な白子のエルリック、滅び行くメルニボネ帝国の皇帝。いよいよエルリック・サーガの開幕です!2007/07/06

Akito Yoshiue

14
やはりムアコックは良い。この夏はエルリックから読み返そう。2022/07/06

波璃子

14
また大きなシリーズものに手を出してしまったけど読んでいてこれからどうなるんだろうとドキドキしながら読んだ。本当に面白いなあ。すぐには想像できない世界でとても魅力的。これぞファンタジー。2018/09/24

トミーリョ

14
主人公エルリックは薬草や魔剣の助けなしでは生きられない虚弱体質でありながらも、勇猛な戦士であり有能な魔術師。知性を重んじ思慮深く正義を愛する寛容な皇帝でありつつも、混沌に仕える身であり時に残忍にもな一面を覗かせ、短慮による失敗も犯す。いやはや、これほど矛盾に満ちた主人公もそうそういないのだが、それがなんとも魅力的であり、そうした主人公の行動や言動が物語をとてもおもしろくしている。特に表題作は起伏に富んだプロットとユニークなガジェット、エルリックの名言の多さと見どころ盛りだくさんで、とても楽しかった。2014/06/29

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