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ハヤカワ文庫
フェアリイ・ランド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 687p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150115449
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

気候の大変動により水没したアジア・アフリカからの大量の移民で溢れ返る異形の街ロンドン。そこではドールと呼ばれる一種のロボットが市民生活の必需品となっていた。遺伝子ハッカーのアレックスは、ふとしたことから天才美少女ミレーナと知り合う。だが彼女はアレックスにドールを盗ませ、その電子チップを入れ替えて知性を持つフェアリイに変貌させるや姿を消した…自らが女王となるフェアリイ・ランドを造るために。アーサー・C.クラーク賞/ジョン・W・キャンベル記念賞受賞。

著者等紹介

マコーリイ,ポール・J.[マコーリイ,ポールJ.][McAuley,Paul J.]
1955年イングランド生まれ。セント・アンドルーズ大学で6年間植物学を教えた後、ロサンゼルスで研究生活を続ける。1988年に発表した『4000億の星の群れ』は、デビュー作にもかかわらず高い評価を受け、フィリップ・K.ディック記念賞を受賞。つづいて発表した2長篇もアーサー・C.クラーク賞の候補となった。1995年に刊行した『フェアリイ・ランド』で、アーサー・C.クラーク賞とジョン・W.キャンベル記念賞を受賞。その後もつぎつぎに野心作を発表し、英国SF界を代表する作家として活躍を続けている

嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

34
「テクノゴシック」なるものの定義=近未来、異質な世界観。新たな物質文明、その延長によるテクノロジー、そしてその暴走。それを主導するもの、そして追いかけるもの。ふと考えると難解な内容になりがちだが、総じて軽く中身の全くないものが多い(牧野修「傀儡后」など)そのため、ページ数は多くもサクサクと読め、残るものも少ない。本作も表面的なアイディアのみで、科学的な説得力は全く持たず、ただただ話の展開だけで、無意味に読ませるものなり。それはそれで良しとしたいが、カテゴリーとしてはあまり有意義なものでない。2012/03/06

ゆめじ

8
十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない。 曰く、テクノゴシックなるジャンルだという。 VRや遺伝子工学が発達し、富裕層と貧困層の格差が激しい近未来。その未来像をさらにかき乱しているのがフェアリィたち。天才少女ミレーナによって知性を与えられた一種の人造人間である。 フェアリィは気まぐれで、人間の価値観が殆ど通じない。彼らが分泌するナノマシンは遺伝子を改変し、生物を変異させる。これにより、森にはトロールやゴブリンがうろつく。 技術がもたらす荒廃と断絶の未来がここに。2021/09/30

ろびん

2
サイバーパンクとオカルトの合いの子みたいな世界観。2019/11/23

森閑書庫

1
遺伝子工学が氾濫するあまり何もかもがカオスでメチャクチャな世界となってしまったド派手でカオスな「テクノゴシック」の世界観。とにかく一にも二にもその印象が強烈で、普通のハードSFとはまた違った意味でとてもハード。

k3

1
2/5。少し読みにくかったです。ニューロマンサー感ありました2010/02/10

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