内容説明
艦隊テンダー「ディノ386」艦長コノ・マトゥナリ大佐は怒っていた。惑星アスポルクへの補給を終えたあとも、ラトレイ星系に足どめされたのである。だが、指揮官ロワ・ダントンから説明を聞いて考えをあらためる。ダントンはローダンと旧ミュータントが抱える問題をいっきに解決する妙案を用意していたのだ。「ディノ386」は超弩級戦艦「モストノフ」をともない、ただちに重力嵐が荒れ狂う銀河中枢部に向かったが。
著者等紹介
天沼春樹[アマヌマハルキ]
1953年生、1982年中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師
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感想・レビュー
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アーチャー
3
旧ミュータントが帰還したということは、これからグッキー、ラス・ツバイに加えてタコ・カクタのテレポーテーション合戦がまた始まり”また数十巻も登場しないミュータントなんかもいるわけね”なんてことを思いながらも、私は300巻目を読むのであった・・・。2014/11/30
瀧本往人
0
本原作は1973年に発表されもので、時期的には、まだ原発事故が話題にならないで、冷戦下において米ソによる過剰な核兵器開発の競争の問題がまず問われていた。そんなさなかに書かれた本作では、すでに「核分裂」ではなく、「核融合」による爆弾が登場している。http://ameblo.jp/ohjing/entry-11753450569.html2014/01/28
黒猫トム
0
なんか宇宙SFっぽさを強めに出してきた感ある巻。スペースオペラよりは、宇宙ハードSFというか。まーでもトラクタービームとか使ってる時点でファンタジーか。 500年間肉体から切り離され狂気のなか精神だけで異空を彷徨うとここまで達観するのかしらって感じだけど、まぁええわ。 パラバグも醜い呼ばわり非常識呼ばわり、わがまま呼ばわりと散々だが、㌧㌦さんもホント、話の進行のために犠牲になる役の登場キャラは辛いもの。太陽に突っ込んで死ぬのがお宅の武士道かなんかですか、と。つらすぎる。2018/09/11