内容説明
地球に漂着したアスポルコス科学者ヘイドラク・コートの精神にひそんでいた、超能力の嵐を発現させる未知の存在“苦悶の声”。新ミュータント部隊の総力をもってしても対抗できないまま、それは姿を消してしまった。この新たな人類の脅威の正体をつきとめるべくローダンは重巡洋艦「ティモール」で惑星アスポルクに向かう。だが、艦内では不可解な事件が頻発し、あろうことかローダンまでが不審な行動をとりはじめた…。
著者等紹介
渡辺広佐[ワタナベヒロスケ]
1950年生、中央大学大学院博士課程修了、中央大学文学部講師
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感想・レビュー
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アーチャー
13
未知の存在”苦悶の声”に支配され、不審な行動をとる我らがローダン。ミュータントじゃないにもかかわらず、追いかける敵をバッタバッタとなぎ倒し、揚句にほとんど無傷というその無敵さに〝結局、一番強いのはアンタかよ!?〟と思わずツッコミを入れながらも、私は287巻目を読むのであった・・・。2014/05/18
黒猫トム
0
なかなか意欲的に精神を襲って来る敵を描写した巻であった。ミュータントたちもお手上げで翻弄されてしまう恐ろしさと、お勉強しないといろんなことが分からない(生物の記憶に頼らないということ!)おかしみ、メントロはsertバケツのおかげで影響を受けないという苦しい設定もあり、なんじゃいなんじゃいと勘ぐりながら読むのは楽しかったぜ(きんきら声で)2018/07/31