内容説明
「コンラッド・ヘリアーは、死んでいない。発見せよ」謎のメッセージをきっかけに、テロ集団エリミネーターが暗躍を始めた。だがかつて人類を絶滅の危機から救った父は、50年近く前に死んだはずだ…天才科学者である父の名声を嫌い、仮想環境デザイナーになったヘリアーの息子デーモンは、エリミネーターをめぐる陰謀にいやおうなく巻きこまれていくが!?人々が不死に近づいた22世紀の世界に迫る危機を描いた、冒険SF。
著者等紹介
ステイブルフォード,ブライアン[ステイブルフォード,ブライアン][Stableford,Brian]
1948年7月25日、イギリスの旧ヨークシャー州シプリー生まれ。ヨーク大学で生物学を学び、同大学院で社会学を専攻した。その後、レディング大学で社会学などを教える。1969年に最初の長篇SFを出版してから、以後、50冊以上の小説と20冊以上のノンフィクションを上梓している
嶋田洋一[シマダヨウイチ]
1956年生、1979年静岡大学人文学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
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GaGa
47
体内に無数のナノテクロボットを埋め込むことで、病気にならず、不老長寿化した社会でおこる陰謀……なのだが、仮にそのような形で医療が進化を遂げたとしても、それは平均寿命を押し上げるだけで、人間の寿命そのものを伸ばすことはできないだろう。せめて遺伝操作とかそれっぽい嘘をもう一つ重ねて欲しかった。少し残念。2012/02/27
レイス
1
○○(汚い言葉)面白くない。寿命が二倍ほど伸びるようになって、まだ伸びるよというつまらんテクノロジーをメインに、大したことない核心に至る。2019/12/20
作楽
1
おそらく哲学的なことを練りこみたかったんだろうと思うんだけど、翻訳者のせいかまどろっこしくて読みずらかった。長寿と人類を操る一部の人々の駆け引き。デーモンは、息子だって以外に必要となる要素があったのかな?2013/02/26
a
0
タイトル何とかならなかったんですかね2014/11/25
ノメ
0
不老長寿化した社会に隠された陰謀。ナノテクロボットで病気は防げても老化は防げないような気がするが・・・2012/04/12