内容説明
痴呆化し、盗賊と化した人類が掠奪と破壊をつくし、荒廃したテラニア。アーロンは免疫者だったがゆえに、痴呆者からなる盗賊団の頭目となった。だがかれは心に直接呼びかける声に操られており、その声の命ずるまま破壊をくりひろげ、人類最後の砦である地下ブンカーの都市群へと忍び寄る。一方、デイトンに呼び寄せられた銀河通訳、セルカノ・ステーマーは盗賊団の黒幕の発見と排除という捨て身の任務を命じられるが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーチャー
6
たった一人で困難な作戦を遂行するセカルノ・ステーマーを描いた表題作と、シェデーレアのマスクを取り除くことができると自負する怪しげな人物ジュニパーを描いた「追放者」を収録。しかし、その真意がわからないままジュニパーはあっさり死んでしまい〝この人物もローダン・シリーズでは当たり前の捨駒キャラだったのか〟と変に納得しながら、私は256巻目を読むのであった・・・。2012/11/27
黒猫トム
0
ヴルチェク初参加。 テラニアの痴呆化混迷の一枚を新たに描きつつ、一千年前のテラニアと何が違うのかな?その辺はこだわって書く人はいないのかな、など思いながら。 そういえばアラスカのカピン断片ってグルエルフィンで放置されてたんだっけ?あれ?となった巻。2018/05/27