ハヤカワ文庫<br> ファウンデーションへの序曲(上)―銀河帝国興亡史〈6〉

ハヤカワ文庫
ファウンデーションへの序曲(上)―銀河帝国興亡史〈6〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 369p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150112127
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

銀河紀元12020年、惑星ヘリコンから銀河帝国の首都惑星トランターにやってきた若き数学者ハリ・セルダン。トランターで10年ごとに開催される数学者大会で、セルダンは、心理歴史学を応用することにより人類の未来を予言できるという理論について発表した。ところが、故郷へ帰ろうとしていたセルダンに銀河帝国の皇帝クレオン一世から、召喚の知らせが届いた…。伝説の天才数学者セルダンの若き日の八面六臂の大冒険。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジロリン

14
再読。「ファウンデーションの誕生」を読み始めたら、こっちを先に読まなければいけないことに気付き、読む順番を変更。シリーズの骨子となる「心理歴史学」を、セルダンが生み出すまで、が本書のメインストーリー。あちこち色々な仕掛けがあるのだが、読み進むうちに段々内容を思い出し、「ああ、この人とこの人が"意外な正体"を持つんだっけ」などと思いながら上巻を読了w 人口の減少と、進歩する意欲の減退が世界を衰退へと導く…初読の時点ではなかった、リアルな実感伴う今の社会状況。優れたSFは、やはり「予言の書」となるのです。2015/12/10

鐵太郎

12
 ファウンデーション・シリーズは、アイザック・アシモフの代表作とされて不動の人気を勝ち得ましたが、初期の三巻までで1957年にいったん止まりました。理由はいろいろあります。すべてアシモフ側の理由ですが、作家とは神様ですのでご託宣に逆らうのは下々の人間としては愚かなこと。しかしその愚民たちの切なる願いは、ついに天上の神々たちの影の支配者にして下僕たる出版編集者たちを動かし、1982年にいたってようやくその続編が書かれました。めでたい。叩けよ、さらば開かれん。 (マタイ伝でしたっけ?)2006/05/24

秋良

11
一巻登場時、すでにお爺ちゃんだったハリ・セルダンが若くてしかも意外と肉食系!(笑)思考力の低下が帝国の衰退へと繋がる、これは無視できない示唆だと思う。あとは歴史学者と数学者の、知識の取捨選択みたいなものは面白かった。2017/11/05

Small World

11
どうしても、若いセルダンをイメージできずに苦労しますが、やっぱり物語に惹きつけられてしまいます。そして、「ロボットと帝国」や「ファウンデーションと地球」を再読したくなってしまいました。w2014/12/07

ミネ吉

10
ファウンデーションシリーズの6作目。上巻のみの感想。前作から一転、過去の話。本シリーズの根幹といえる「心理歴史学」の確立に、若き日のハリ・セルダンが挑む物語。本作ではまだ三十そこそこのセルダンには、偉業を成し遂げた偉人のイメージはなく、割と普通の悩める青年。そこが面白いといえば面白いが、ちょっとイメージと違うなー、という気もしなくもない。ここまでは割とゆったりした展開。下巻へ。2025/03/15

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