内容説明
ジュナの生存を絶望視した仲間たちは、宇宙の彼方へ去ってしまった。いつか地球に戻る日まで、テンドゥと共に生きるほかない。そう決意したジュナだったが、異質な皮膚言語を操るテンドゥの生態にとまどうばかり。しかもテンドゥは、地球人に森を焼かれた憎しみをジュナにまともにぶつけてきた…『ヴァーチャル・ガール』の著者トムスンが、二つの種族の出会いと交流を情感ゆたかに描きあげた、ファン待望の長篇第二作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くまこ
2
異世界におけるコミュニケーションを扱っているところが面白かった。生態系についての想像力豊かでダイナミックな描写と、個体間の内的結合を説明した禅問答みたいなくだりのギャップが楽しい。2015/07/30
まさと
2
続きは〜!?続きを読ませろ〜!!2012/10/30
ヴィオラ
1
楽しかったです(^0^)異星に一人取り残された主人公が、その星に住む知的生物テンドゥ達と共に暮らし、その生態・文化・風習を学んでいく。そこから、(ありがちな)地球の文明批判とかに話が向かわないのが良い。純粋に異星の生活を楽しめました。最初は違和感のあったタイトルも、「少女」が誰の事を指しているのかを考えると、決して間違ってないんだね。2011/09/09
cathy aya
0
異星に取り残された地球人が、エイリアンの中で生き延び、エイリアンの生活に溶け込みながら、地球からの仲間が戻ってくるのを待つという後半。前に読んだときは、上巻でエイリアンの体に変体していたジュナが、地球人の体に戻って、地球の仲間の元に帰還することしか覚えていなかったけど、読み返してそうだったっけ?という気分。後書きによると続編があるようだけど、日本では未訳なのかしら?できるなら読んでみたいです。2012/08/22
ひろつそ
0
皮膚変色による視覚言語の異星人との生活。徐々に意思疎通がスムーズになっていく描写も讀んでいて面白かった。2011/10/10