内容説明
2194年、ハーグ艦長ひきいる国連宇宙軍軍艦「ハイバーニア」は、植民惑星ホープ・ネーションめざし地球を旅立った。超空間航法であるN波駆動をもちいても17カ月かかる旅である。宇宙軍士官学校を卒業したばかりの士官候補生ニコラス・シーフォートにとって、毎日が刺激に満ちあふれていた。だが順調に思えた航天も、最初の航法チェック・ポイントで怖るべき事故が発生したとき、すべてが変わった!それも悪い方に…。本年度ジョン・W・キャンベル賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizi
4
本棚の奥から引っ張り出した宇宙版海洋冒険小説。「栄光の旗のもとに」よりもずっと帆船っぽい。帆船名物むち打ちと決闘と絞首刑もばっちりある。肝心の内容は、ひょんなことから艦長となった若き軍人が、艦内を掌握する話。なんと上巻丸々一冊使っていた。下巻はどうなるんだ。あとこの本によると2024年に世界的な改革があって煙草と性産業と博打が禁止となり、代わりに決闘が合法化されたらしいが、そういや今年だ。2024/06/24
詩歌
3
「活字倶楽部」にその不運ぶりを紹介されていたので興味がわいた。自分ならこの表紙で読む気にならないので、有り難い。大変面白く次々と手を出すことに。2014/03/21
YUKI
1
既読。一時期、ホーンブロワーとか航海ものにハマってたのでその一環で読んだと思われるシリーズ(SFだけど)。大好きでした。再読したいのでメモ。
ウォーカージョン
1
ホーンプロワー的なやつ。主人公が悩むのはいいけど、行動自体は17歳には見えない。それと「わたし」というのに違和感。25歳前後の設定なら問題ないんだけど。その他、ご都合主義もあるが、全体的には面白かった。2017/07/12
カン
1
久しぶりに再読。スぺオペ感よりイギリス海軍物。2015/06/02