内容説明
生前みずからが残した詳細なデータをもとに再生されたアリ。なにも知らずに成長した彼女が七歳のとき、突然ママが姿を消してしまう。七歳で実母と死に別れた“初代アリ”と同じ環境を作るため、後見人たちがとった措置だった。やがて自分が、かつて絶大な権力を誇った女性の“複製”であることを知った彼女は、初代アリが残した全遺産の相続権を主張して法廷に立ち、一躍マスコミの寵児となるが。傑作ＳＦ巨篇第二巻。ヒューゴー賞受賞。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
orange21
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魅力的な二代目アリの登場からはチェリィ流の三人称とやらで読みやすさが増し、読む速度が速くなる。つまり三歳児が登場しているシーンでは三歳児なりの世界観の中で使われうる語彙で描写されるので非常に読みやすい。かなり把握の難しい政治劇も、頻度が少なくなっている。物語も転がってきて続きが気になる。2016/10/12
宇宙猫
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★★★★
