内容説明
宇宙軍のベッカーは、軍法会議の弁護人に任ぜられた。被告は、突如ふたりの部下を射殺した軍艦の艦長。目撃者がいたにもかかわず、艦長は“自分はふたりを殺していない”と主張している―。彼らは異星人だったから、殺人ではないという理由で。宇宙軍に異星人が潜入している。半信半疑で調査をはじめたベッカーは、いつしか危険きわまる罠に足を踏みこんでいた。人気絶頂レズニックのエンターテインメントSF快作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こら
15
思い出し感想!SFミステリ的なあらすじだったけど、全然ミステリじゃなかった!好きなレズニック作だったのに残念、以上!2012/09/21
ベック
3
本書はとても軽めのミステリ色濃厚なノンストップサスペンスなのである。要するにレズニックは、なんでも器用に書きこなしてしまう小説の達人だといえる。とにかく、あれよあれよという間に物語の渦中に引きずりこまれ、何がなんだかわからないうちに一気に走りぬけ気がつけばラストに到達し、ぜいぜい息をついていたって感じの読書体験だった。 てなわけで、純粋な興奮を存分に味わって大満足だった本書は、SFが苦手なミステリ好きにこそ読んでいただきたい作品だといえる。2007/04/24
渡辺
1
出張用に肩が凝らない作品をと考えて本棚から引っ張り出しました。レシートが挟んであり、24年前に購入していたのかと思うと感慨深い。テンポの良い作品は古さを感じさせないが、テクノロジーの進歩は作者の想像力を上回っていたようです。今の若い人が読むとモデムとか、ディスクにデータを保存とかは理解に苦しみそう。2017/06/20
owlman
0
機密に抵触したそこそこ優秀な軍人弁護士が駆けずり回るSF。読後感は爽快。2013/09/23
sugimo2
0
SF風味なミステリ、と呼ぶにはミステリ部分が弱い。でもジュヴナイルと思えば許せるレベルかな。2009/04/29