内容説明
辺境の惑星で古美術商を営むアレックスのもとに悲報が届いた。唯一の肉親のおじが、恒星間飛行中に死亡したのだ。遺品を調べるうち、アレックスはおじが情熱を傾けていた調査に興味をひかれた。アシュール人と人類の戦史に燦然と輝く英雄クリストファー・シム―おじはこの英雄の謎に満ちた実像を解明しようとして、志なかばに倒れたのだ。おじの遺志を継ぎ、歴史をたどる銀河の旅に出発したアレックスだったが…?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kogiku
1
☆☆☆2009/04/05
hal0609
0
舞台は遠い未来。叔父が宇宙船の事故で行方不明になったのを切っ掛けに叔父の研究内容に興味をつもつ。それは200年前の人類と異星人との戦争だった。英雄は本当に英雄だったのか、裏切者は本当に英雄を裏切ったのか。叔父の事故は本当に事故だったのか? 続編『探索』がヒューゴ賞を受賞したと言うので読みました。少しクラシックな感じもしますが、よく出来たSF歴史ミステリだと思います。2017/04/11
Johnny-T
0
主人公の伯父をはじめ、200年前の英雄の時代から現代までの様々な人間の思惑が入り乱れる重層的な歴史推理SFで、複雑に絡まってしまった謎をほぐす過程を追っていくのが楽しいです。2012/09/14
丰
0
Y-102001/03/30