ハヤカワ文庫<br> 太陽の炎

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ハヤカワ文庫
太陽の炎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 486p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150109134
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

陰謀うずまく近未来アラブの犯罪都市ブーダイーン。この暗黒街で一匹狼を気どってたおれ、マリードも、今じゃ顔役“パパ”の雇われ警官だ。金と権力こそあれど、しょせん使い走り同然の身。なじみの女や友人の、冷たい視線が気にかかる。おまけにお膝元のこの街に、怪しい気配が立ちこめてきた。幼児売買に謎の殺人。名誉挽回のチャンスとばかり、捜査に乗りだすおれを待つものは?好評『重力が衰えるとき』続篇登場。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

30
★★★★☆ 再読。イスラム社会のSFハードボイルド。こんな舞台設定の本はなかなかお目に掛かれない。ほぼ奇書のレベル?前作で暗黒街のボス"パパ"に絡めとられたマリードのお話し。  対立するボスとの戦い・連続殺人の捜査・出生の秘密などが入り組んで、とても複雑な構成。正邪をはっきり切り分けられない中で、彼なりの生き方を模索する姿が予想外(笑)の感動を呼ぶ。警官になって組んだ相棒と育まれる友情や、ひびの入った知人達との信頼関係を取り戻す様など、人との繋がりが描かれていてとても好き。ただ、書名と内容が結び付かない…2020/08/12

ボーダレス

15
「重力が衰えるとき」からのマリードシリーズ2作目。今回から主人公マリードは警察官になって連続殺人や幼児売買を追うという展開だが新種のモディ、ダディや電脳ゲーム、新しいキャラクターを登場させ、飽きさせない。ハードボイルドは、こうあるべきものを地で行くマリードは前回以上に魅力アップで面白かった。2018/06/28

冬鹿

8
成長した前作キャラも関わってきてファン歓喜!相変わらずのイスラムジョークに加えて、モディー大活躍なのも面白い。2023/04/24

maja

8
「重力が衰える時」の印象が強烈で続編を読んだ記憶が飛んでいて確認したく、再読。懐かしいエフィンジャー。混沌とした暗黒街で相変わらずマリードは荒っぽくて失敗ばかりしてる。 2017/12/19

とも

6
アラブ世界のサイバーパンク「重力が衰えるとき」の続編。 マリードはブーダイーンの顔役ベイの庇護のもと、警官としてシャクナヒーとバディを組み、ベイのライバルであるアーディルの調査をすすめ・・という話し。 シャクナヒーがいいキャラ、途中子どもが出てきていいパパっぷりを披露、ああ死亡フラグが…。ほかにもキリガ、クムーズ、インディハール、ライラなど魅力的なキャラが多数。彼らとの掛け合いが楽しい。 ストーリーより、世界観や空気感や様々なモディーを楽しんだほうが面白い。生産向上モディー欲しい。2025/08/04

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