内容説明
アメリカの軍事介入や、政府軍と反政府ゲリラの血みどろの抗争で政情不安におちいったメキシコ。銃火と硝煙をくぐり抜けて、リンジーとトーマスは一路〈ナ・チャン〉をめざす。果てしない時の輪廻を凝視しているような石像や、神秘の世界への扉を秘めた神殿の建ちならぶこの古代マヤの都市遺跡は、エディーになにを見せたのか?時を超えてよみがえる叡知に満ちたマヤの終末の予言とは?ギブスン、スターリングらと並んでSFの地平を果散に切り開く気鋭が、卓抜したストーリーテリングで現代SFと神話的世界を見事に融合させた衝撃の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
N田
3
「グリンプス」と似てる。エンタメ性もいい。挿入された寓話も面白い。書かれた当時としてはかなり先読みだったのだが、今となっては、米国がコントラ以上のことをやってきたことが暴露されているわけだ。2019/03/30
Yoshihiro Kikuyama
1
30年前に片方だけ買って、読まずに放置してたのを残りも買ってようやく読む。SF ではないだろうというのが一つと期待された割には他に翻訳がないという。2012年のマヤの終末も終わったな というのが 感想。2024/07/25
たかみ
0
なんだろう、ロック? ヒッピー? ニューエイジ? サイバーパンクではなかった。2010/01/30