内容説明
2032年、金色の後光にも似た環状体で直径40マイルにもおよぶ謎の物体が、太陽系を通過していった。それから1年後、地球は“ハロー”と名づけられたその物体が残していった“シード”によっておおわれた。シードはあらゆる都市、町、村の中心に陣どり、強力なアルファ波を放って、人々を恍惚状態のうちに虜にしたのである。かくてシードは地球文明の幕をおろすことにみごとに成功した。人類に残された最後の希望は月の植民者たち―ムーンメンであった。トレントン博士にひきいられたかれらは、シードから地球をとりもどすべく、ケーキウォーク作戦を発動させたが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
果てなき冒険たまこ
3
ポール・クックと聞いてセックスピストルズを思い出してしまうのは自分だけじゃないだろうな(笑)80年代のSFらしく疾走する展開にてんこ盛りのガジェット、そして最後はえ?それで終わるの?あの伏線回収しないの?な展開。面白くないわけじゃないけど今積極的に読みたいかと言ったらうーん。そもそもシードが何で破滅をもたらすのかがわかりにくい、しかも人類だけじゃなくて生物全般に影響が及んでるのかどうかもよくわからん。もっと凝縮すれば面白かったのになー感は残った。2025/12/08
広中錫
0
+2 唐突に前世が出てきたり唐突に異星人をやっつけに行ったり……納得できない残念感がいっぱいで物足りない。2014/09/14




