ハヤカワ文庫<br> 銀色の恋人

ハヤカワ文庫
銀色の恋人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150107253
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

シルヴァー・イオナイズド・自動制御・人間型・エレクトロニック・ロボット。―エレクトロニック・メタルズ社が試作した精巧仕様型ロボットのひとつ。とび色の瞳に赤褐色の髪、銀色の膚をしたシルヴァーはギターをつまびき、ありとあらゆる歌を紡ぎだす。ひとびとはデモンストレーション中のかれの歌をきそって聴きたがった。だが、たったひとつだけ、エレクトロニック・メタルズ社にとって誤算が生じた。人間そっくりのシルヴァーに恋する少女が現われたのだ…。近未来を舞台に、物語の名手タニス・リーが情感豊かに描きあげる、少女とアンドロイドとのSFラブロマンス!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

びっぐすとん

14
110円本。『闇の公子』以来2冊目。三浦しをんさんが紹介していたので。これはSFなの?ハーレクインなの?未来の話でありながら時代がかった話し方、シェイクスピアの引用、スノッブな若者、ロボットに心はあるのかという不変のテーマ、むしろ古典的ラブロマンスだ。文明が進み遺伝子操作や人工臓器が普及すれば人間がロボットに近いものになるだろう。心が電気信号ならアンドロイドにも芽生える可能性はあるかもしれない。小さい字と今となっては古めかしくも大胆な恋愛描写に多少うんざりしたが恋を知って大人の女へ成長する話は面白かった。2021/07/23

茂吉

3
読んだのが旧版表紙のだったのでこちらに。レーベルはSFだけど、主人公の成長&ロマンスを主眼として受け取った。ロボットであるシルヴァーが余りにも人間的、反対に最初の頃のジェーンの方が規格を意識しすぎていて、シルヴァーの言葉で母の課せたものから脱皮し、変わっていくのが面白かった。人間的すぎるシルヴァー、思い込みの強すぎるエジプティア、クローヴィスの「趣味」、読んでる途中はキャラクタのえぐみに若干のやりすぎ感も覚えたけれど、その部分があってこそのラストの説得力だと、読了時には脱帽しました。2013/01/14

こえん

3
初読当時すごく気に入ったトコと、違和感を感じるトコがあって評価に困った作品。違和感に関しては、この作家の作品はファンタジーばっかり読んでたからだろうけど。復刊された方の表紙はいただけない…昔のものの方が好みに合うなんて、己のトシを感じる…。2010/09/12

ren

3
単なるラブストーリーかと侮っていたら酷い目にあった。不覚にも泣いた。2008/06/09

k16

1
20130219読了。 ロボットに恋するマザコン少女の成長物語。 ではあるが、最終第5章(まぁそれまでの前章があるからなのだが)はいい。好きだ。 ファンタジーです。 続編があるらしいけど、読むか思案中。2013/02/19

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