内容説明
時は21世紀。かつて栄華を誇ったアメリカは、あとかたもなく消えていた。広大な国土には葛がおい茂り、大都会のあった場所には巨大な人工ドームがそびえるばかり…。〈都市核〉と呼ばれるこうしたドームが今や独立した国家となっているのだ!ジョージア州アトランタも例外ではない。だが宗教的独裁政権に支配されるこの街に、白鳥座からエーリアンが訪れて、ひっそり暮らしていた。市民には彼らの目的も、真意もわからなかったが、エーリアンの存在自体が、やがて〈都市核〉を根底から揺るがしていくのだった!米SF界きっての技巧派が鮮やかに描き出す近未来SF登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴィオラ
10
今ひとつビショップさんらしさというものが分からない…3冊(+α)読んだけど、結構印象がバラバラ…。 今回は、ディストピア的都市を舞台に異星人と宗教が絡む話。宗教となるとピンと来ないのが、毎度思うけど弱点だよなぁ…。今回は、ただただ「異星人」が出て来る事を楽しんでしまいました(^_^;) まぁ、当然そこが主眼じゃないだろうから、異星人の描写としては随分突っ込みが足りなくて欲求不満w どうやら「都市核シリーズ」というシリーズの一作らしく、他の作品も読んで、できれば重層的に楽しみたいところではありますが…2018/03/20
まなな
4
いくつかのドーム都市になったアメリカのディストピアものだけどほとんど宗教のはなし いわゆる神の視点がなくて登場人物の見たものしか書かれていないので、世界観がわかりづらい それはシリーズものの一編だからで、解説で丁寧に説明されててとても面白そうだったけど、そんな丁寧に書いたのは翻訳の予定もなかったかららしく 色々思考実験で面白い 数行にも渡る一文で形而上的な話してたりして分かりにくくて何度も読んだりしたのはバカだからかな2024/07/27
レンズマン
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