内容説明
トラフォードには、こんどの仕事は比較的楽なように思えた。惑星カラケラから大使館員24人を惑星イラリアへ送りとどければいいだけの仕事に思えたからだ。だが、故郷イラリアへの復讐の念に燃えるニュー・イラリア人の武装艦隊が、行手に待ちかまえていた!やむなく、〈ワンダラー〉はいまだかつて生きて帰還した者のいない暗黒星雲へと突入していったが…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
24
86年(昭和61年)の300円の白背初版。ABCのリムシリーズ外伝(本邦分類)の3巻目。2巻目に続いて武装貨物船ワンダラーのトラフォード船長一行の活劇譚。加藤氏のカバーは物理定数の変化もある馬頭星雲とワンダラーとイラリア人女性のイメージ。腹に一物あるGLASS(抑圧および奴隷制度廃止銀河連盟)のスミスの依頼はイラリア大使館の余剰人員を本国惑星へ送還する事。特記すべきは並行宇宙でのグライムズ准将率いる航宙船との邂逅…完全にファンサービスだよ。大使館員乗客のうち誰がスパイなのかの隠れた事情がある。★★★★☆☆2022/12/09
マサトク
0
なんと、グライムズたちの並行世界の宇宙船乗りが主人公となる世界。いや、もちろんグライムズ准将も出てくるのだけど。オチが唐突。むふゥ。2017/07/31
Kenny00h
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監察宇宙軍じゃなくて帝国宇宙軍なの?って思ってたけど、元監察宇宙軍登場。そこいらがどういう関係なのかはわかったけど、あんまし面白くなかったなー。2014/08/13
両
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銀河傭兵部隊に続いて外伝の3、トラフォード船長かと思っていたら、懐かしい顔ぶれが。 このシリーズは楽しい。2012/08/14
FaianchCha
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前作もだが「なぜ監察宇宙軍じゃないの?訳語を統一してよ…」と思ってたらそう言う事なのね。でもこれは解説とかでフォローすべき事じゃない? 本作は、終わり方も唐突すぎだし…。2019/11/28