内容説明
GLASS(抑圧および奴隷制度廃止銀河連盟)にチャーターされた武装小型快速船〈ワンダラー〉は、一路惑星アントリムへと向かっていた。ペストなみの猛威をふるっている疫病に対する抗生物質を、一刻も早く届けるのがその任務である。だが、ケフェウス星区にある“失われた植民惑星”のひとつアントリムは、人類を快く思わない鳥人種族ハリチェク連盟の宇宙艦隊によって、惑星封鎖されていたのだ!いかにして封鎖艦隊を突破し、抗生物質をアントリムの人々に無事届けるか?それこそが〈ワンダラー〉に課せられた難問であった…好評のシリーズ外伝第2弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ニミッツクラス
29
86年(昭和61年)の300円の白背初版。ABCのリムシリーズ外伝(本邦の分類)の2巻目。同年の初巻より20円安く、加藤氏のカバーはイメージ。危惧された下ネタなしのシンプルミリタリSFで、もうグライムズ准将は出てこない。貨物船ワンダラー(実質武装戦闘艦)のトラフォード船長一行が受けた依頼は植民惑星への抗生物質の運搬。但し植民に反対する鳥人種族が星系を封鎖している。惑星強行着陸と星系脱出がネタ。鳥人は出自が同じ2種族あり反目しているのがミソで、スタトレの同根のバルカンとロミュランを思い出すよ。★★★★☆☆2022/11/28
両
1
銀河辺境シリーズ外伝の2巻。トラフォード船長は馴染みがないが、相変わらずのチャンドラー節。宇宙の船乗りの話は楽しい。しかし、加藤氏のイラストがあっても、アイリーンに萌えるのは難しい…2012/08/13
マサトク
0
グライムズ提督があんまり出てこないと、どうもパッとしないなあ、という個人的感想。2016/08/07
Kenny00h
0
なんか事情がよく飲み込めないんだけど、水戸黄門みたいなもんすかね? ま、面白かったかな。2014/07/20
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