ハヤカワ文庫<br> 禁断の世界

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ハヤカワ文庫
禁断の世界

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  • サイズ 文庫判/ページ数 328p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150106492
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

8
86年の420円の初版。メドシップの3巻目で、同シリーズ8編の内の2編を収録。曲線を用いた、当時としては時代を先取りした航宙船のカバーは、表題作における惑星ウィールドの静止軌道上の貨物船群に接舷するメドシップを描いている。前2巻にも増して活劇の要素が強く、特に表題作では、押しが弱いかなと思っていた医療局員カルフーンの別の一面を見た印象。紅一点のマリルともスペオペとは思えない関係を保ち、ラインスターの人となりを反映しているのか興味深いところだ。活劇中に死んでいた可能性も多々あるので構成は微妙。★★★★☆☆2015/12/23

鐵太郎

7
これはやはり西部劇か。スペースオペラだから西部劇というのではありません。荒野の果てからやってきて、町の混乱を静め、悪いヤツをやっつけ、礼の言葉を背中に聞いて去っていくガンマン、という風情じゃありませんか、これ。今の目から見ると、医療SFという観点ではやはり不十分。行き詰まってしまった町の混乱の謎を解いて、夕陽のなかに消えていく正義のヒーローという姿で見た方が、琴線に触れるものがありますね。60代になった老作家が、笑みを浮かべながらタイプを叩いている姿を想像しました。いいな、こんなのも。2010/09/20

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