ハヤカワ文庫<br> リングワールド

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ハヤカワ文庫
リングワールド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 536p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150106164
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

292
訳者あとがきでも、また一般にもラリー・ニーヴンはハードSFということになっているが、私のイメージではむしろスペースオペラに近いように思われる。物語の舞台となるリングワールドこそは壮大なスケールを持ってはいるが、そこでの営為は今や卑小化されてしまっているし、異星人たちとともに異世界へ赴くというのは、まるで説話の「異郷訪問譚」に他ならない。例えてみるならば「桃太郎」の世界なのである。こんな風に言うと身も蓋もないようだし、ファンの方々の顰蹙を買いそうなのだが。1970年代初頭のハードSFと割り引くべきだろうか。2017/07/10

ケイ

139
B級グルメ的面白さ。どんどんいってしまうが、おかわり(続編)はもういいかなという感じ。間にしばしば挟まれる「カホな!」とか、運がいいからの人選などは、独特の呆気にとられる面白さ。地球人と異星人(躁鬱病だったり、戦闘的だったり)がともに宇宙船に乗ってリングワールドに向かうところもコミカル。宇宙が舞台の時に感じられる閉塞感や緊迫感が薄く、安心して読める。ただ、高齢まで生きれるようになった時代に、200歳の老人が20歳の無邪気な女と付き合うとは、男のファンタジーそのものだろうと興醒めだった。 2017/08/10

まふ

113
紀元2850年、ある恒星を取り囲む超巨大宇宙構造物「リングワールド」への探検隊が組織され隊長ルイスと女性ティーラの他、首が二つあるパペティア人および猫に似たクジン人の4名で旅立つ…。リングワールドは地球人以外の手でつくられたものであり、幅100万マイル、直径がほぼ地球の公転軌道のリング状天体だが、その住民はそのテクノロジーを失って久しく、リングワールドの存在自体が神のなせる業と考えている。とにかくとてつもない巨大なスケールの話であり、私はひたすらオドオド、ウロウロするばかりであった。G1000 。2023/12/26

NAO

55
地球人2人と2種族の異星人が合同チームとなって宇宙の謎の探査に出かける壮大なSFファンタジー。そういった目的でリングワールドを建造した種族とは、いったいどんな文明を持ち合わせているのか・・・。 リングワールドに着くまでは、結構おもしろかったのに、リングワールドについてからはいろいろあるぬもかかわらす、ワクワクしないしなんだか尻すぼみ感が拭えない。きっと、リングワールドの状況をもっと別なものと期待していたからだろう。2025/02/26

とも

22
恒星の周りの謎のリングを調査すべく地球人&異星人の混交チームが組織され…と言う話。 恒星を取り囲むダイソン球的なリング構造体、幸運の進化などなど。古式ゆかしきスペオペ寄りのSF。 目玉のリングワールドは出落ち的で、前半に面白さが集中している。続きが何冊かあるのだが進みづらい…。2025/04/28

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