感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
七色一味
12
読破。再読です。──と言うか、再読ばかりしていていいのか? という思いも若干あったりなかったり^^; 小説工場として、数十にもなるペンネームを駆使し、年間45冊もの単行本を出版するほどの乱作家R・シルヴァーバーグでしたが、アポロ賞、ヒューゴー賞中編部門を受賞した『夜の翼』以降、意欲的な作品を生み出しています。本書もその一冊で、本書、『マジプール年代記』、『<教皇>ヴァレンタイン』の3作品で構成される<マジプール年代記>も、「ニュー・シルヴァーバーグ」の代表作品です。(続く)2011/11/17
記憶喪失した男
6
いまいち趣味じゃなかった。2018/08/08
ワッピー
3
20年以上ぶりの再読。他惑星との交流もあり、かつ中世的な雰囲気をもつ独特のマジプールの世界です。雑多な民族を抱え、世界を統治する皇帝の座が簒奪された!記憶を失った謎の青年ヴァレンタインが、ジャグルの才能を見いだされ、ジャグラー一座に加わって巡業を続けるうちに、謎がほどけ、秩序の回復のための旅が始まる。カラベラの魅力、リサモンのド迫力、ザルザン・カボルの意外な優しさと吝嗇など、本当に懐かしい再会でした。2014/05/24
錯乱坊
2
ヴァレンタイン卿のキャラ好きです。5~6回読み返しているので、お気に入りの作品ですね。この作品も結構ファーマーの階層宇宙シリーズを意識して書かれているような気がするのですがどうなんでしょう。ともあれ新生シルヴァーバークも肩の力が抜けて元々あるストーリーテリングの才能を奥行きのある世界設定の中で発揮できていることがこの作品を非常に魅力あるものにしているポイントだと思います。キャラが生き生きとしている点も高評価ですね。
goldius
0
シルヴァーバーグが書いたとは信じられない、アンソニィのザンスの水準も越えている2004/08/13