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ハヤカワ文庫
地球帝国

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  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150106034
  • NDC分類 933

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Vakira

37
「知性とは何か?アリに知性はあるのか?人間の細胞に知性はあるのか?太陽系を取り囲む〈宇宙生物〉は、単一の実体を構成しているのか?われわれのことを知っているのか?それとも問題にしていないのか?」 30年程前の本。実家の段ボールの中から救出。クラークのSFは今でも殆どざっくりストーリーを覚えているのだが何故かこの本どんな話だったか?印象なし。ってことは大した物語ではないなと思いつつ記憶がないので得した気分で読んでみる。30年前の当時の科学アイデア盛りだくさん。久々に近未来情景クラーク節を堪能。 2017/08/17

Miyako Hongo

7
本当に久しぶりのハヤカワ。前半のタイタンから地球までの航海に当時のSFスメルを懐かしく感じる。今のラノベ系の設定すっとばしに慣れないのは、こういう描写に慣れた年寄りだからなんだよなあ。□幼なじみ同士の一人の女を巡る確執。今風に言えばブロマンスだが、SF要素の方が重要なんでどーでもいい。あの頃の、未来や地球外生命体なんかへの超楽観的な期待や未来は明るいんだ的な雰囲気が感じられて懐かしい。昭和は遠くなりにけり。2020/07/24

ニミッツクラス

7
85年の500円の文庫初版を読んだ。カバーの描写は、主人公ダンカンが搭乗した客船シリウス号でもないし、軌道上の玄関ポート・ヴァン・アレンでもない・・単純にイメージなのだろう。本作は73年ランデヴーと79年軌道EVに挟まれ、シニア的には新しい作品・・だけど妙にクラシカル。楽観的で性善的な筆致と噛んで含める細かな描写はクラークそのものだ。大仰な表題に戸惑うが、覇権とか中央集権への道は必ずしも王道ではなく、系内の人類は同根で、誇り高き星系“インペリアル・アース”を皆で構築するのだと言う含みがある。★★★★☆☆2016/10/27

酔花

5
クラークの初めて読む長編がこの本なのはどうかと読む前から思ったが、手元にあったので。中盤までは短篇で見られたような語りの巧さが全く冴えておらず退屈したが、後半はサスペンスも高まりそれなりに楽しめた。終盤で示されたヴィジョンは今となっては目新しいものではないが、発表当時は斬新な視点だったのだろうか。他の方も述べている通り、このタイトルは内容と関係なく、かつイマイチでしょう。2013/04/06

たっつみー

3
惑星タイタンを治める一族。遺伝子に欠陥があり、子孫を残せない彼らは代々地球でクローンを作成してきた。主人公のダンカンも慣例通り地球を訪れる。クラークには珍しく三角関係をひとつの軸に据えたストーリー。らしからぬ展開が続くが、唐突に現れる珊瑚礁のシーンはこれぞクラーク。2020/06/19

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