ハヤカワ文庫<br> 重力の使命

ハヤカワ文庫
重力の使命

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  • サイズ 文庫判/ページ数 322p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150106027
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニミッツクラス

10
85年の500円の初版。本国54年で65年に銀背(同名)と創元(重力への挑戦)で出ている。著者の「20億の針」には「一千億の針」と言う続編があるが、本書にも「超惑星への使命」と言う続編がある。これを読む前に、今一度本書の再読となった。超扁平重力地獄惑星での、3Gの赤道から700Gの極地方までのミッションを描いている。海を行き地を這うはメスクリン人バーレナンと船員たちで、人類のラックランド達が直接間接に支援している。バーレナン達は高重力に適応したムカデ型生物(でも船乗り)で、カバーの描写が良い。★★★★☆☆2016/08/27

k16

8
700Gもある極地の地球人の宝を地球人に代わって回収に向かう現地知的生命体(ムカデ型メスクリン人)の冒険物語。 巻末のメスクリン創成期読むとハードSFってスゴいなと思う。2019/03/14

レイス

5
超面白かった。17ページの700Gにしびれた。激面白かった。パイ型とまでの扁平さに疑問を抱いたが、某旅行ガイドから納得した。ありえる。爆面白かった。3Gの世界、自分体重の3倍、無理、私だったら動けない。とにかく立ちはだかる重力の壁、それに伴う飛距離、潮位、圧力、様々な要素がsfファンのツボを刺激し,至福の一冊でした。バーレナンの一言には、そう科学を知りたいよねーと思いっきり共感。まるで一万円のごちそうを食べた気分。うまかった。2018/09/08

フォレスト

5
徹底的に考え抜かれ構築された超重力惑星メスクリン。書かれてから既に半世紀以上経過してもなお古びないリアリティには今更だからこそ感動を覚えます。良く言われる様に、確かに異星人が人間的過ぎるきらいはある。しかし、その人間性があってこそ、数々の困難を乗り越えて行くこの苦難の旅の物語に惹き込まれる事は否定できない。だから最後の船長の思いが心に響く。あえて不満を言えばキャラクターが確立されている異星人が(隊の中では)2人だけである事。事故の犠牲者を名もなきその他ではなく、顔を持ったチームとして描いて欲しかったな。2010/09/25

鐵太郎

4
ハードSFの始祖といわれたこの作品、科学的にきっちりと設定された舞台でさまざまな危機を越えてようやく目的地にたどり着きます。このとき、人類とは全く異なった種族のバーレナンが、いかにも現代アメリカ人的な策謀を見せて、ちょっとおかしい。とことん異文明の文化を描くということは、やはり難しいのでしょうね。というより、アメリカ人がアメリカ人として楽しむためには、相手をファーストネームで呼び合う間柄が読んでいて一番居心地がいいのかもしれません。とはいえ、数十年ぶりに読み直したけど、やはりこれは面白い。2011/11/12

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