感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
猫柳
3
1巻目に放逐した神の姉が主人公たちに復讐しに来る話。天秤の理に背くことは、たとえ神であっても罰を受けないといけないという強力なルールとなっているのが、物語をさらに壮大なものとさせている。海外では一神教が多いイメージだが、この作品では多神教となっているのも興味深い。しかも神が人のように怒り狂い、自我が抑制出来ない人間くささが描写されているのだが、著者がそのような宗教観を持っているのだろうか。2023/06/26
訪問者
0
この時期のコルム、エレコーゼ、エルリックシリーズは本当に面白い。特にコルムの前半3部作は傑作。2016/02/29
やきそらまめ
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猫かわいい。2013/09/10
ラプター32
0
連発でコルム。ただ個人的にはあまりおいしいと思うところがなくて、ちょっとこの巻は中だるみかな。最後の最後で、<法>側も必ずしも”善”というわけじゃないという展開になって、<法>と<混沌>の争いの構図がさらに複雑になって行くところは好きだけど。てっきりジャリーはエルリックにとってのラッキールと同じだと思ってたんだけど、これを読む限りではそうでもないのかな。ラッキールは<永遠のチャンピオン>じゃなかったはずだから、ひょっとして<英雄の介添人>も自分の化身といっしょに複数存在したりするのか?1998/07/11