感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
志摩子さん
6
「宇宙大作戦」シリーズってなっているけど、スタートレックシリーズで、これが一番最初のシリーズです。カーク船長やミスター・スポックがでてきます。テレビで見たとき、「新スタートレック」や「スタートレック・ボイジャー」と比べてセットも古めかしいし、ドラマや異星人も本当に昔っぽいのでなかなか入り込めませんでしたけど(面白いエピソードもいくつかあったんですけど)、どうせならこのオリジナル作品も咀嚼して、しっかりとシリーズ全体を楽しみたいと思います。2016/04/23
がんぞ
4
銀背のSFシリーズ『…No.1』に当たる。4大SF月刊誌がある米国でもハードSFの状況は厳しかった。その大家がTVの人気シリーズのノヴェライズ。『実体のないマッコイ』で人の願望の対象物に何にでも変身できる生物(知能は低い)の最後の一匹が騒ぎを起こし退治したあとバッファローの絶滅を想起するのはSFであり、米国の良心/本篇の制約もあり、所謂sense of wonder「意外であり論理的必然な結末」が無いから「ブリッシュが書く必然性あったか」と思えるが。翻訳されるのは人気大物作家か、売れる理由のあるシリーズ物2014/04/13
ホームズ
1
面白かったのは『実体のないマッコイ』『見えざる破壊者』『王たるものの良心』ですね(笑)『見えざる破壊者』はロミュラン人がロムルス人ってなってたのがまだ設定が決まってなかったのかな~って感じでした(笑)『王たるものの良心』ではカークの過去の悲劇も触れられているのが面白かったです(笑)2009/05/25
無謀庵@Reader
0
実はTVシリーズも映画もTNG以降しか知らないもので、最初の宇宙大作戦はこれが初めて。だからTNG世代で当たり前になってた遮蔽装置が新技術として出てきて、それがロムルス人という聞き慣れない種族(ロミュランのことだった)だったりと、訳語の未統一を含めて、作中・作外のジェネレーションギャップを楽しんだ感じ。2015/08/02
鐵太郎
0
「見えざる破壊者」(Balance of Terror)TV放映タイトル「宇宙基地SOS」に出てくるロムランの艦長は、のちに登場したスポックの父にしてヴァルカン星の重鎮であるサレックとそっくりなのですが、むろん偶然ですよね?(笑)2007/08/07