ハヤカワ文庫<br> 人類皆殺し

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ハヤカワ文庫
人類皆殺し

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  • サイズ 文庫判
  • 商品コード 9784150102012

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GaGa

17
再読。ディッシュ作品は毎回救いが無い作品が多いがこれは決定版!じわりじわりと人類を地下へと追いやっていく植物の恐怖。この作者が突然「いさましいチビのトースター」なんてファンタジーを書いたりするから面白い。2010/07/25

植田 和昭

14
人類が作物の害虫扱いされる終末神話。前半の部分で時々、植物が来る前と来てからが語られるが、後半はただだらだら植物内の移動が語られる。救いようのない終末。ハードSFですな。読むのにかなり集中力を必要とした。たしか以前に読んだことがあると思うのだが、覚えていたのは拳銃が不発のところだけだった。ハヤカワ文庫このようなSFをまた翻訳して出して欲しい。2022/12/21

£‥±±

7
 まさしく人類が宇宙の中では塵芥ならぬ虫けらにしか過ぎない事を当時流行りはじめたエコロジカルな知識を駆使して描いた時代を超えた傑作。  農村と都市が分断されて途端にカルト化する小集団をブラックなユーモアすら塗して描きながら、今読むとユニバーサルな農産業が個人所か他の惑星の事なぞ一顧だにしない視点が素晴らしく酷い。  総CGまたはケント・ミドルハム風の特殊撮影込で映像化希望。2017/11/18

記憶喪失した男

6
題名の衝撃がすごくて、どんな内容なのかいろいろ考えてしまう。こんな人類皆殺しは嫌だ。2020/07/29

hirayama46

6
ディッシュ、最初の長編がこれだったのか……。なかなか挑戦的なスタートであります。/もちろんタイトル通りスケールの大きな破滅SFなのですが、思ったよりもファミリードラマ的なところもあり、そのあたりも楽しめました。パワフルなエピローグ。2017/12/06

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