ハヤカワ文庫<br> 惑星ゾルの王女

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ハヤカワ文庫
惑星ゾルの王女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 224p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150101367
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鐵太郎

13
翻訳した野田さんは、人を引きつける文章の書き手としてはどうなのかな。ボキャブラリーの貧困さ、同じ浅薄な形容詞、名詞の羅列が目に付きます。なにより、会話文に重さがない。ジェイムスン教授など、最初は碩学の老人としての話し言葉にしようとしていましたが、中途半端なままで、やがてみなと同じべらんめえで軽薄な口調になります。個性がない。まぁ、このお話自体が個性など関係無い浅薄なストーリーであることは事実なので、そのへんは割り引くべきなんでしょうけどね。2011/08/13

白義

9
本巻でゾル人たちは最大のピンチを迎える。母星ゾルに帰還して早速同じ機械人ミュム人との宇宙戦争が激化、そして旅をすれば金属を食う怪物ナメクジと宿敵、天敵のオンパレード。そこに機械人とは違う思考を持つ有機ゾル人の愛や自己犠牲が輝きまさに波乱万丈の展開。ゾル人は機械化したら人間的感情を失うとか、ユーモアは地球人だけの特質だとかゾル人の詳細もわかってきて、それと同時にジェイムスン教授が小粋なジョークを言う立ち位置としてキャラを立たせてくるのが面白い。教授には機械化した影響があまりないのは元々インテリだからだろうか2018/04/21

flatscan

1
今回も機械人たちは、仲間の死をものともせずに、各地に出かけてトラブルに巻き込まれる。出かける理由が知的好奇心ではなく、死と隣り合わせの冒険に突っ込んで行きたいだけ?と思わなくもない。大抵、行き当たりばったりで計画性が見られないってどうなん。王女の彼氏救出作戦にしても、行く方法は考えてても、彼を安全に連れて帰る方法を一切考えていないっていう。ナメクジに襲われた際も、発狂したの一言であっさり終わらせたり、ちょっと尋常じゃない感覚。怖いわ。いや、無茶な冒険小説としては面白かった。今回も藤子不二雄の挿絵を堪能。2022/08/07

栗山 陸

1
有機ゾル人ェ……2010/12/04

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