感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夢追人009
283
ドイツが生んだ大長編SF スペース・オペラ・宇宙英雄ローダン・シリーズ第2巻です。本シリーズは古色蒼然たる古い時代のSFですが、とにかく細部まで計算され尽くし手を抜かず緻密に考え抜いて書かれていて現代に読んでも全然OKで楽しめますよ。唯、あまりにも長過ぎて読むのが大変で途中からだとお約束事が頭にないと複雑で難しいのはありますね。初期の作品は電子書籍で読めますが途中からは本の入手が非常に困難でしょうね。私は科学的な事は苦手ですが、まあ細部を大幅に端折って名場面のいい所取りで大雑把にストーリーをまとめますね。2021/09/11
Dai(ダイ)
23
各巻が独立した話のシリーズなのかと思いながら読み始めたのだが、完全に繋がった話でこのまま3巻も読むことに。テレポテーションだとか念動力を持ったミュータントが出てきてとても好きなノリになってきたし。2017/12/22
ニミッツクラス
21
71年(昭和46年)220円白背初版。口絵と挿画。サイクル《第三勢力》の邦訳2巻目で、シェールとダールトンが牽引。●忘れていた事→ドームへのアジア連合の集中攻撃はスターダストの打ち上げから一ヶ月後。アルコン艦の搭載艇は思考で操船可能。ラス・“チュバイ”表記(のちにツバイ)●一般項→クレスト復活。アルコン艦にはポジトロン電子脳がある。ミュータントの当初メンバ―5名が登場。現状、テレパスとテレポーターが最強。エラートはテレテンポレーター(時間移動者)。アルコンの睡眠教育機は垂涎。トーラはまだツン。★★★★☆☆2021/07/13
鐵太郎
11
ローダンら第三勢力に、少しずつ味方が現れます。テレパシー能力を持ったジョン・マーシャル、テレキネシス能力を持ったアンネ・スローン、テレポート能力を持ったラス・ツバイ。時間と空間を飛ぶ能力を持った謎のエルンスト・エラート。日本人のタコ・カクタは、エネルギー・バリアをテレポートで抜けてローダンに警報を届けます。1945年に生まれた人々...ヒロシマ、ナガサキのために遺伝子を狂わされた人々。戦後のドイツで生まれた神話でしょうか。2006/09/26
cgatocairb
10
LIBー西ドイツのSF作家は、日本人を信用してくれてたんだな。原爆の放射能を胎児の時に浴びて能力に目覚めたカクタが、死んだ両親のために世界、大国に復讐を企てるとか、力を私利私欲に使うとかではなく、「人類の平和」のために行動をする設定にしてくれるんだから。しかし、何故にタコ?タロウにしてくれないものかと。2015/08/25