感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
98
SFの古典の一つ。主人公のイネスは技術者のペリーと共に掘削機で、エキゾチックな別世界ペルシダーに辿り着く。ペルシダーは地球の内部に広がる時間のない世界だ。このペルシダーという世界の描き方が巧い。鳥型の爬虫類がマハール族が支配し、人間は奴隷状態に置かれている。水平線のない世界で、中空に太陽らしきものが浮かんでいる。めまいのするような、ペルシダーのシュールな描写が面白かった。主人公が絶体絶命の危機を何度も乗り越えて、めでたしめでたしのハッピーエンドを迎えるので、後味が良い。2018/04/22
k16
4
20120619読了。 久しぶりに読んだ。ホント30年くらいぶりじゃなかろか。 おもしろーい。2012/06/19
錯乱坊
2
何度か映画化されていると思いますが、原作の面白さは別格だと思います。冒険小説の王道であり、地底世界の支配種族である翼竜の食事シーンなんかは凡百のホラーをはるかにしのいで怖いです。しかも元祖ツンデレあり、すれ違いありとラブロマンスの王道でもあるところがすごい作品です。
とうくぼやかや
2
美女ダイアンがなかなかのツンデレぶり。うじうじ悩むより少しくらい強引に攻めたほうがいい。地理もよくわからないのに地底世界で歩き回るからずっと迷子状態。もう100年近く前の作品なのだなあ。ビジュアル的に50年代、60年代の海外ドラマちっくなイメージだけれども。2012/08/31
shiro
1
バローズのペルシダーシリーズ。先に火星シリーズを読んでいるとヒーローとヒロインの相似が気になりつつも、途中からそんなことどうでもよくなって物語の世界に没頭してしまう。痛快な冒険活劇はいつ読んでも楽しい。次巻に続くようなので、早く読みたい。2015/03/30