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出版社内容情報
クリスマス間近のある夜、湖畔の町で若い司書のジェニファーが殺された。容疑者は交際相手のトラヴィスで、犯行を認めていた。彼をよく知る地元弁護士のヴィクトリアは、犯行を信じられず、友人の大学教授キャメロンに無実を証明してほしいと調査を依頼する。
内容説明
クリスマス間近のある夜、湖畔の町で若い司書ジェニファーが殺された。交際相手のトラヴィスの自宅からは血痕が発見され防犯カメラの映像には遺体を運ぶ姿が残されていた。トラヴィスは素直に犯行を認めたが、2人の熱愛を知る弁護人ヴィクトリアは違和感を覚え、友人の大学教授キャメロンに調査を依頼する。彼には事件を脳内で再構築して真相に辿り着く特殊能力があり、以前にも難事件を解決していた。キャメロンは自身の過去へ向き合うことになりそうな調査の依頼に、重い気持ちを抱えたまま、湖畔の町へ向かう。
著者等紹介
クラヴァン,アンドリュー[クラヴァン,アンドリュー] [Klavan,Andrew]
マーガレット・トレイシー名義(弟との共著)の『切り裂き魔の森』と、キース・ピータースン名義の『夏の稲妻』でMWAの最優秀ペイパーバック賞を受賞している
羽田詩津子[ハタシズコ]
お茶の水女子大学英文科卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナミのママ
78
クリスマスカードのような風景描写から始まりクリスマスイヴの一日で終わるストーリー。〈キャメロン・ウィンター〉シリーズ1作目。主人公キャメロンは英文学の教授。ある日、元教え子で一時期関係があったヴィクトリアから連絡をもらう。キャメロンには事件を脳で再構築して真相にたどり着く特殊能力がある。現在弁護士のヴィクトリアは事件を手伝って欲しいともちかける。事件はさほど複雑でなく、主人公の過去もさわり程度。深く読み取れなかったのかもしれないが少し物足りない作品だった。次作が出てから読んでも良かったかな。2024/12/06
しゃお
21
なんといってもクラヴァンの新作が読める日がくるとは。もうそれだけで嬉しかったりして。事件について語られる雰囲気はどこか暗鬱としている雰囲気ですが、クリスマスストーリーという事で最後は綺麗にまとまっています。シリーズ一作目という事で主人公の大学教授のキャメロンについての紹介という部分も大きいのですが、彼についてはまだ想像するしかない部分もあり、二作目以降で語られるのが楽しみです。2024/11/21
koo
11
まさか90年代作家のイメージのクラヴァンが未だ現役で新作が読めるとは思ってもいませんでした。特殊能力を持つ大学教授キャメロンを主人公としたシリーズ1作目、もっとサイコサスペンス調だったりエキセントリックかと思ったら主人公は穏やかだし「普通」な小説でしたね、クラヴァンらしくない(笑)田舎町で起こる婚約者殺し、事件の全容、プロットは非現実的でつまらないの一言、主人公の特殊能力が発揮されたとはいい難くサイコセラピストとの面談の内容もシリーズが進むと生きてくるのかな?作者らしくないけど続編に期待します。2025/01/26
椿
6
かつてキース・ピータースンに心酔した者として読まずにはいられない。もちろん、クラヴァン名義の方もすきだったけど。本当に久しぶりに読んだけど、たしかにうまいし、展開も早くておもしろい。ただ、途中で結末の予想はつくし、ちょっと恋愛要素多めのわりに、誰の気持ちにも共感はしない。ちょっと残念。値段を考えると読む価値はないかも。2025/02/05
まっつー(たまさか)
6
これは良いクリスマスストーリーですね。クラヴァンの作品が久々に邦訳というのも嬉しい。2024/12/16
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