HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS<br> ミラクル・クリーク

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HAYAKAWA POCKET MYSTERY BOOKS
ミラクル・クリーク

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  • サイズ 新書判/ページ数 498p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150019617
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

郊外の町ミラクル・クリークの治療施設で火災が発生し、二名が命を落とした。1年後、はじまった裁判は、施設の経営者一家、その患者、関係者たちの秘密を明らかにする……。エドガー賞最優秀新人賞&国際スリラー作家協会最優秀新人賞二冠、心揺さぶる傑作。

内容説明

バージニア州郊外の町、ミラクル・クリーク。韓国人の移民一家が営む酸素治療施設「ミラクル・サブマリン」で放火事件が発生した。焼死した少年の母親が逮捕され、一年後、裁判が開かれる。障害や難病の治療に「奇跡」を期待された施設に、いったい何があったのか。各々の心のうちに傷と秘密を抱えながら事件の関係者たちは法廷に臨む―本当に裁かれるべきは誰なのか?エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)などミステリ最優秀新人賞三冠を達成。読む者の心を強くゆさぶるリーガル・ミステリにしてフーダニット。

著者等紹介

キム,アンジー[キム,アンジー] [Kim,Angie]
韓国、ソウル生まれ。11歳の時に両親とともにアメリカへ移住。弁護士業を経て2019年に『アンジー・キム』で長篇作家デビュー。エドガー賞(アメリカ探偵作家クラブ賞)、国際スリラー作家協会賞、ストランド・マガジン批評家賞の各最優秀新人賞を受賞した

服部京子[ハットリキョウコ]
中央大学文学部卒業、英米文学翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アン

105
バージニア州郊外の町、韓国人移民の一家が経営する高気圧酸素治療施設「ミラクル・サブマリン」。希望を託されたその施設で火災が発生、治療中の子供と保護者が死亡。ある母親が逮捕され裁判となり、事件の関係者たちが法廷で証言していきますが…。心の闇、秘密や嘘、守りたい想い。障害や難病の治療と向き合う葛藤、特に母親の不安やプレッシャー、自己嫌悪といった複雑な心境には胸が締め付けられます。人種的な偏見、実験的な民間療法の批判、児童虐待。リーガル・サスペンスですが、母親の愛情や強さが心に刻まれる親子の物語でもあります。 2021/02/15

Panzer Leader

85
韓国人一家が経営する酸素治療施設で二人の犠牲者をだした放火事件を発端として、焼死した子供の母親が犯人とされ一年後の裁判から物語は始まる。本当に彼女が犯人なのか?次々と証言に立つ関係者たちは自分の秘密を守るため、また守りたいと思う人のため嘘をついたり事実を隠したりして、なかなか真相にたどり着かない。二転三転する裁判の行方の果てに明かされる真実とは?関わった人の誰もが幸せにならない正に悲劇としか言いようがないラストを迎えるが、最後の最後に僅かながら光明が見えるのが救い。デビュー作でこれほど人の心を掴むとは→2021/06/01

goro@80.7

64
ミラクルクリークは小さな町の名前。難病治療のための高気圧酸素施設を営む韓国からの移民家族。苦労の末に開所したのだがある日、火災が発生し犠牲者が出てしまう。難病の子供を抱える母親たち、家族を守ろうとする父親、施療は虐待行為だと抗議する団体。犠牲者の母親が放火の罪で裁判が始まる。重いテーマで息苦しいところもあるが最後まで読ませる筆致はデビュー作とは思えない出来栄え。あの日、あの時、あの場所で…。事件は積み重なって起こっていくんだね。それぞれの家族の気持ちが苦しく痛い。2021/08/21

R

63
嘘ばっかり。読み終わって凄い疲れてしまったんだが、実際にアメリカの裁判ってこういう感じなんだろうか。裁判は真実を探るものではなく、何かを裁いたという形式をとる儀式なのだから、優秀な弁護士たちは、クライアントの利益を守るため、嘘でもなんでも、うまいこと言いつくろって、辻褄をあわせて、本当が何かわからないまま裁判ゲームを進めてしまう。当事者たちが、それぞれの思惑にそった嘘をつくので、誰もが誰かの不幸を担うような状態になって、面白いとは思えないが、ありそうだと思わされる物語だった。2021/08/10

naoっぴ

63
障害や難病の酸素治療システム“ミラクル・サブマリン”で放火事件が起きた。真犯人は誰なのか。焼死した子どもの母親が起訴され、法廷で裁かれることになるが、検察側も被告側もいくつもの小さな嘘に翻弄されて最後まで真実がわからない。障害をもつ母親の気持ちや、子を育てる親の弱さや強さ、自分のついた小さな嘘が膨らんでいく罪悪感など、登場人物ひとりひとりの心理が細やかに丁寧に積み上げられ、感情をこれでもかというほど揺さぶられた。読み終えて放心中。ストーリー構成も素晴らしかった。これは今年のベスト入りです。 2021/07/07

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