Hayakawa pocket mystery books<br> 渇きと偽り

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Hayakawa pocket mystery books
渇きと偽り

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  • サイズ 新書判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150019181
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

出版社内容情報

干ばつに苦しむ町で発生した一家惨殺。ある理由で二〇年ぶりにこの地へと戻ってきた警官フォークは、事件の犯人と目されている亡き友人ルークの汚名を晴らすべく捜査を始める。果たして真相は? オーストラリアでベストセラーとなった抒情あふれるフーダニット

ジェイン・ハーパー[ハーパー ジェイン]

青木 創[アオキ ハジメ]

内容説明

「ルークは嘘をついた。きみも嘘をついた」意味深な手紙を受けとった連邦警察官フォークは二十年ぶりに故郷を訪れる。妻子を撃ち、自殺したとされる旧友ルークの葬儀に出るためだ。彼は手紙の送り主であるルークの両親から、息子の死の真相を突き止めてくれと頼まれる。生まれ育った町での捜査は、フォークの脳裏に苦い記憶を呼び起こしていく。かつて彼がここを離れる原因となった、ある事件の記憶を…。灼熱の太陽にあえぐ干魃の町で、人々が隠してきた過去と秘密が交錯する。オーストラリア発のフーダニット

著者等紹介

ハーパー,ジェイン[ハーパー,ジェイン] [Harper,Jane]
英国マンチェスター生まれ。オーストラリアでジャーナリストとして活動。デビュー作の『渇きと偽り』は20カ国以上での刊行が決定している。メルボルン在住

青木創[アオキハジメ]
1973年生。東京大学教養学部教養学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

227
2018年このミス海外第7位。 オーストラリア メルボルンを舞台に 友ルークの自殺の謎を追う フォークの苦悩を 描くミステリーである。 「ルークは嘘をついた。きみも嘘をついた」 繰り返される言葉が 謎の闇を増幅させる… 過去と対峙するフォークの心象風景は トーマス・クックの世界にも似ている… 次第に明らかにされる 20年前の真実とともに 定番だが 心に残る、そんな作品だった。 2017/12/23

🐾Yoko Omoto🐾

158
大干魃に苦しむオーストラリアの田舎町に、旧友一家の凄惨な死の報を受け帰郷したフォーク。20年前の事件が元で町を追われた彼の心に去来するものは、失意に後悔、そして強い疑念だった。何年も雨が降らず乾ききった土地と渇ききった人の心、噂と嘘で真実が見えなくなり、家族関係すらも殺伐とさせてしまう狭い町の現実。そんなバックグラウンドが強い説得力を持つ事件の真相は非常に秀逸で、カットバック描写で見せる過去、交錯する人間関係、終盤の伏線回収もまた見事だった。どこの国でも、渇きに喘ぎ我を失う人間の姿は同じなのだ。秀作。2017/06/03

おか

86
初ジェイン・ハーパー そして 初オーストラリア小説。反吐の出るような犯人、そして 熱風に頭まで溶けてしまいそうな干魃にみまわれたメルボルンから離れた農場地帯 という状況で うーーーと唸りながら読了。ミステリーとしては 面白かったし 人物描写も 良く書き込まれている。狭い地域で 同じ状況下に置かれた人々の一種のヒステリー状態がより一層 故郷を捨てた主人公を追い詰めていく。ハーパーのデビュー作で 二作目も執筆中との事なので 出版されたら 読みたいと思う。2017/08/15

のぶ

85
原題の「THE DRY」のとおりオーストラリアの乾いた空気が伝わってくるようなミステリーだった。最近は暗く澱んだ北欧のミステリーを読むことが多く、この雰囲気は新鮮だった。物語は連邦警察官フォークが妻子を撃ち、自殺したとされる旧友ルークの葬儀に出るために現地を訪れる。そこでルークの両親から、息子の死の真相を突き止めてくれと頼まれる。フーダニットの作品だが、地道な犯人捜査が興味深く、このあたりの進行をとても面白く楽しんだ。新人のようだが、今後の作品に期待が持てる作家だ。2017/06/28

yukision

79
遠い昔に捨てた故郷に,友人の葬儀のため訪れた警察官フォークが,事件の真相を現地の警察官と二人で捜査する。その捜査中にも,フォークが関係したとされる過去の事件の影がちらつき,干ばつの貧しい町を背景に終始重い空気が漂う。親子関係や友人関係の描写も丁寧で,世界的なベストセラーというだけあり,読み応えのある作品だった。2022/10/13

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