Hayakawa pocket mystery books<br> 凍てつく街角

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Hayakawa pocket mystery books
凍てつく街角

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  • サイズ 新書判/ページ数 384p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150019167
  • NDC分類 949.73
  • Cコード C0297

出版社内容情報

恋人を殺され、自暴自棄に生きる刑事ラウン。彼は友人に頼まれ、
失踪中の若い女性を探すことになるが……デンマーク発ミステリ恋人を残酷な事件で失い、後悔と自責の念のなかで生きる刑事ラウ
ン。彼を自暴自棄な酒浸りの生活から引きずり出したのは、友人の
依頼だった。失踪中の若い女性を探すことになったラウンは、しぶ
しぶコペンハーゲンの裏社会を訪ね歩くが……。注目の警察小説!

ミケール・カッツ・クレフェルト[クレフェルト ミケール カッツ]

長谷川 圭[ハセガワ ケイ]

内容説明

酒浸りの生活を送るコペンハーゲン警察の捜査官トマス・ラウンスホルト、通称ラウン。ある事情で休職中の彼は、友人から頼みごとを持ちかけられる。二年前から行方不明になっているリトアニア出身の女性マーシャを探してほしいというのだ。家出か、それとも事件か?気が進まないながらも引き受けたラウンは、尋ね歩くうちに彼女の失踪に国際的な犯罪組織が絡んでいるのではないかと疑いはじめる。一方そのころ、若い女性だけを狙う猟奇殺人者が獲物を求めて街をさまよっていた…デンマークの人気サスペンス!

著者等紹介

クレフェルト,ミケール・カッツ[クレフェルト,ミケールカッツ] [Krefeld,Michael Katz]
1966年生まれ。デンマークのコペンハーゲン近郊で育つ。脚本家・映像プロデューサーとして活躍し、2006年に作家デビュー。2013年に発表された『凍てつく街角』は20カ国で刊行されている

長谷川圭[ハセガワケイ]
1970年生、高知大学人文学部卒、フリードリヒ・シラー大学イエナ哲学部卒、独文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶ

64
陰湿で暗い内容ながら、現在と過去を立体的に使ったプロットが、物語に厚みを持たせたとても面白い作品だった。話は休職中の警察官トマスが友人から、2年前から行方不明になっているマーシャという女性を探してほしいという依頼を受ける。一方で過去のマーシャの生活が描かれるが、それがとても悲惨で救われないようなものだった。やがて、それが北欧の国を跨いだ事件であるという真相が見えてくる。その過程のサスペンスが秀逸。暗いながらも、ラストで微かに明るいものが見えたのと、酒浸りだった警官の再生が多少の救いだった。2017/04/01

あじ

52
デンマーク発の人気シリーズ「特捜部Q」を射程距離内に入れ、スタートを切った“捜査官ラウンシリーズ”。その第1弾が「凍てつく街角」だ。休職中のラウン、遺体を剥製に仕立てる殺人鬼、売春婦マーシャをトライアングルで繋ぎ、過去と現在を交錯させながら真相を手繰り寄せていく。読み所はマーシャを廃人化させていく過程の描写に尽きる。読み慣れた展開ではあるが、マーシャに対する私情が捲る手を止めさせない。比率としてはマーシャ7:ラウン2:殺人鬼1。悲劇のラウンが執念の成就を結ぶのか、予想を裏切る展開爆破を次作に期待する。2017/05/13

ほちょこ

34
2013年のデンマークで2010年のスウェーデンの少女を探す。話は交互に進んでいくが、2013年が一向に追いつかない。(いやいや、SFではないのですよ)どちらの展開にもハラハラしどおし。あっぱれです。デンマーク版ハリー・ホーレ。それにしても、隣国のことはあまり良く描かないなぁ。北欧の作家さんたちは。2017/07/26

星落秋風五丈原

33
みなさんおっしゃってるように一日で一気読みできました。シリーズものになるんですね。妻の死の謎は最終作までとっておくのかな?2019/08/05

しゃお

29
妻が何者かに殺されそのショックで休職の身となり酒に溺れるコペンハーゲン警察の刑事トマス。そんな彼が行方不明となった女性マーシャを捜すためにストックホルムの夜の街へと向かう事になる様子を、トマスとマーシャ、それにもう一人の人物の視点で時間軸も変えて交互に描いてます。マーシャの身に起こる出来事に、マーシャが生きているのか心配になりながら、そしてトマスが妻の死を受け入れて再び人生を取り戻せるのかが、徐々に高まる緊張感でもって描かれていて良かった。トマスの周りの人物も魅力的だし続きを楽しみにしたいですね。2017/02/28

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