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出版社内容情報
森に埋められていた六本の腕。それは誘拐された少女たちのものだった。目に見えぬ犯人の目的はどこに……? ヨーロッパで数々のミステリ賞を受賞したイタリア発ベストセラー・サイコサスペンス
内容説明
森のなかで見つかった六本の左腕。それは、世間を騒がせる連続少女誘拐事件の被害者たちのものだと判明する。しかし、誘拐された少女は五人だった。六人目の被害者は誰なのか。失踪人捜索のエキスパートであるミーラ・ヴァスケス捜査官は、高名な犯罪学者ゴラン・ガヴィラとともに特別捜査班に加わることになる。だが、警察の懸命の捜査を嘲笑うかのように、犯人は少女の遺体を次々と発見させて…。フランス国鉄ミステリ大賞、バンカレッラ賞など数々のミステリ賞を受賞した息もつかせぬ傑作サイコサスペンス。
著者等紹介
カッリージ,ドナート[カッリージ,ドナート][Carrisi,Donato]
1973年、イタリア生まれ。映画やテレビドラマの脚本を手がけた後にデビュー作である『六人目の少女』を発表。世界23カ国で刊行されるなど、大型新人として注目を集めた。ローマ在住
清水由貴子[シミズユキコ]
上智大学外国語学部卒、英米文学・イタリア文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
64
誘拐された5人の少女、6本の腕・・最後の被害者は❓から走り出す。筆者はイタリア人、脂ものっている。伊版「羊たちの沈黙」と絶賛された作品とある。スマートなイントロ、ハヤカワブックの外観もそそる。読む気満々と一気読み が読むほどにグダグダ感募る一方。余りと言えばむき出しの死体発見、犯人、関係者のしょっ引き。荒業の連続は読後感芳しからず。北欧のグロい展開に浸ってきた私でもむしろ、それがスマートな感じ。活躍するのが警察より学者、専門畑。霊媒まで関わってくると?ミーラが妊娠、お腹の子の父があれとは仰天!2020/08/26
sin
59
ひとつの事件がその有り様を展開していくにつれて別の闇を暗示して絡めとっていく構成はまるでタペストリーを見るかのようで見事です。ただ所々に散りばめられた文章表現がやたら芝居がかっていて映像的に現そうとする意図が物語に現実との距離を生じさせるようで作り物の白々しさを感じてしまいました。解説にイタリア版『羊たちの沈黙』とありましたが、この作品の結末からは逆に続編を出してその神秘性を失った羊たち…に対するアンチテーゼの様に感じられます。最後に一言付け加えるなら「この物語、フェアじゃない」2015/01/18
やきいも
58
海外ミステリ好きの知人の間で、去年話題になった本。森の中から六本の少女の左腕が発見される。そのうち五人の身元はわかった。果たして身元のわからない六人目の少女は誰なのか?そして真犯人は?...。「現場に残された証拠を元に真犯人を推理する」という本格推理小説の要素はこの本にはあまりありません。『その女アレックス』のような「不気味な出来事が次から次におきる」サスペンス小説です。私は最後が気になってたまらなかった(笑)ので一気に読んでしまいました。イタリア版『羊たちの沈黙』と言われる事も多いみたいです。2015/02/25
ひめ
53
ミーラがどうして自分を傷つけるのかがずっと不思議だった。これだけの事件が全部つながるなんて、犯人はどんな人なんだろう。暗示にかけて人を操る、しかも遠く離れたところから。そんなことができるのだろうか?なんか入り込めないまま、たくさんの文字を読んだという感想が残りました。2017/10/13
あっちゃん
39
ポケットミステリー持ちヅラ(笑)手が疲れたわ(^o^;)さて、猟奇連続殺人ネタですが、被害者少女が六人もいる上に主人公女が訳ありでエピソード満載!ガッツリ取り組まないと、置いてきぼりにされそう!それなのに、ラストスパートの辺りは反則気味の畳み掛けに結局、置き去りにされたりとか(泣)なんとも微妙な読後感!2016/03/15
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