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内容説明
刑事部屋に意味不明のメッセージが届けられる。そこにいわく「諸君、私はまぬけだ」。あれこれと知恵を絞る刑事たち。だが、ちょっとしたきっかけをつかんだキャレラの目に、暗号めいた文章の真意が飛び込んできた―「俺はデフ・マンだ!」かつて何度も87分署に挑戦し、刑事たちを翻弄してきた大悪党が、ふたたび挑戦の刃を向けてきたのだ。はたして、やつの今回の狙いは何だ?刑事たちの苦戦を尻目に、デフ・マンの大胆不敵な計画は、着々と、楽しげに、進められる…87分署精鋭と最大の強敵との六度目の対決。はたして最後に笑うのは。
著者等紹介
マクベイン,エド[マクベイン,エド][McBain,Ed]
1926年ニューヨーク生まれ。1956年に『警官嫌い』でスタートした87分署シリーズで絶大な人気を誇るほか、エヴァン・ハンター名義でも多くの読者を獲得している。2005年7月6日没
山本博[ヤマモトヒロシ]
1931年生。早稲田大学大学院法律科修了。弁護士・著述業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アーチャー
8
いまから思えば作者のマクベインは自分の死期を悟り、87分署シリーズを総括する意味で「ビッグ・バッドシティ」でキャレラの年齢が確定し、以降のシリーズ作に過去の出来事や登場人物を多く登場させたのだろうか?本作もご無沙汰だったオブライエンやジェネロ、そしてセリフはないがタカシ・フジワラ刑事までもが登場している。個人的にはあまり好きじゃないキャラクターの”デフ・マン”は「悪戯」に続き、本作でも女性に裏切られ、犯罪者としてはNGなのでは?と思わさられてしまうのが残念だ。2013/06/14
sashawakakasu
2
あまりおもしろくなかった。2025/02/16
らんまる
2
久々の87分署シリーズ。「デフマンvs87分署の面々」を読みたくなって注文しました。相変わらずのマクベイン節。でも、年々、犯罪捜査よりも人間模様ちゅうか恋愛模様の部分がどんどん幅を締めているような気がするけど、気のせいか。特に、今回の事件はデフマンからの挑戦状が延々と続く展開なので、若干だれ気味になってしまった。挑戦状が、英語でのアナグラムと回文とシェイクスピアからの引用で、そこに謎があるっていう仕掛けなので、少々つらくなるのは仕方ないか。終わり方も個人的には消化不良だったんだけど、そこは、マクベインが亡2011/07/06
7kichi
1
オリー頑張れよ2009/01/24
redlorry
0
今回は、私的な出来事があり本をなかなか読み進めることができなかったので読了まで時間がかかってしまった。。久々のデフ・マンが登場し、キャレラ宛にシェイクスピアの文からの引用のアナグラムで犯罪予告を送りつける。それと87分署の刑事の恋愛模様、キャレラの母、妹の結婚式を同時並行で進行していくが、相変わらず楽しく読めるが、著者が他界している為長編は「最後の旋律」のみ未読になってしまった。2016/04/17