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内容説明
探偵ネロ・ウルフを、事故死した娘は実は殺されたのではないかと考える父親が訪ねてきた。娘は出版社に勤める編集者で、亡くなった晩は原稿の採用を断わったアーチャーなる作家と会う約束をしていたという。ウルフはこのアーチャーという名前に聞き覚えがあった。先日、弁護士事務所で起きた殺人事件にも同じ名が登場したのだ。ウルフに命じられて二つの事件を調べるアーチーの目前でさらなる殺人が!アーチーは一計を案じ、関係者の女性たちにウルフ秘蔵の蘭とディナーを贈るが…美食家探偵が苦虫を噛み潰しつつ、狡知な殺人鬼と対決する。
著者等紹介
スタウト,レックス[スタウト,レックス][Stout,Rex]
1886年インディアナ州生まれ。美食家探偵ネロ・ウルフが大人気となり、『ファーザー・ハント』(1968)がCWA賞外国作品賞を受賞するなどシリーズは世界中で愛された。1975年没
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
1951年生。津田塾大学卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
33
蘭と食事と自分のルックスをネタに見ず知らずの女性を連れてきちゃうアーチーがとにかく有能。2018/08/11
mizugame_book
15
ウルフシリーズ、ハヤカワものは数十年ぶりで昔読んだものはほぼ覚えておらず、直近2作は光文社だった。 ずっと暗中模索だった話の内容か出版社が要因か不明だが、ウルフとアーチーの仲が光文社より悪く感じた。 安心の面白さとウルフの振る舞いだが、文化の違いか最後の犯人の落ち方が分かり難かったので原文を読んでみたいと思った。 備忘:クレーマー警部からの相談と依頼の事件をひもづけ、連続殺人を仮定し情報を揺さぶりだすウルフの作戦にジリジリするアーチー、その作戦をも狡猾に利用する犯人だが、ついには炙り出され心を折る。2026/02/26
**くま**
14
個人的にこのシリーズ大好きなのですが、これは中でも出来がいいほうだと思います。ぶっちゃけこちら、あんまりミステリ的にすごい!というシリーズではないのですが、これに関しては中だるみがなくミステリとしてもなかなか良かったです。とはいえミステリよりもトークがこのシリーズの魅力(笑)。蘭の栽培とグルメに命かけてる引きこもり探偵ネロ・ウルフも面白いのですが、助手のアーチーが明石家さんま級マシンガントークなしゃべり好きで、いやアメリカだからエディ・マーフィーとかクリス・タッカーなのかもしれないけど、とても楽しめます。2014/08/13
のざきち
13
久しぶりにネロ・ウルフシリーズが読みたくなり購入。作品の面白さは勿論のこと、ウルフと助手アーチー・グッドウィンとの軽妙な会話のやり取りも健在。久々読んだのにかなり楽しめました。それにしてもアーチー、相変わらず朗らかで女性の扱い方が上手く、かなり羨ましい。2020/03/22
Majnun
12
ネロ・ウルフシリーズは全部で33長編あるが、1/3は未訳で、安定的に入手できるのは10冊に満たないというのが現状で、このシリーズの印象など云々する環境にないのである。入手できるかぎり読んでみた感じでいうと、デブの外出しない蘭好きの探偵という世間のイメージ通りの作品の方が少ない。半数くらいで外出どころか大冒険してるし。 で、本書は2013年にハヤカワ・ミステリ60周年記念で復刊されたので、入手出来るうちに買うしか無い。傑作なのである。2014/05/22
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