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内容説明
西暦七世紀も半ばすぎ。大唐帝国の天下統一から早くも半世紀が過ぎ、戦乱の記憶はうすれ民心もようやく定まったちょうどそのころ、最初の任地に向かう県知事がいた。その名も名高きディー判事。その赴くところ、怪奇も怪異もたちどころに喝破され、難事件もその真相を露わにし、下手人たちはおそれいる―各地を歴任しつつ、不可能犯罪、密室殺人、アリバイ崩しさらには人情あふれる巷の小事件にまで、推理に辣腕をふるう名探偵の鬼神のごとき大活躍。腕利きの部下や夫人たちまで、判事一家の名脇役たちも勢揃いの興趣に富んだ傑作八篇を収録。
著者等紹介
ヒューリック,ロバート・ファン[ヒューリック,ロバートファン][Gulik,Robert Van]
1910年オランダ生まれ。外交官として活躍し、在日大使などを歴任。一方で東洋研究者、作家としても活躍。長い滞日生活で江戸川乱歩をはじめ日本にも知己が多かった。1967年東京にて死去
和爾桃子[ワニモモコ]
慶応義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家
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