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内容説明
スペイン市民戦争が終結し、ようやく平和を得たマドリードの裏町で、内戦に勝利した国民軍の治安警備隊員が殺害された。駆けつけたテハダ軍曹は、たまたま現場に居合わせた女性を容疑者として射殺する。だが、被害者がなぜ殺されたのかは謎として残り、彼は独自に事件の背景を探りはじめる。いっぽう、射殺された女性の恋人で、内戦に敗れた共和側の元兵士ゴンサロも事件を追っていた。恋人の復讐を成し遂げるために…戦争の爪痕の残る街に交錯するふたつの捜査線。その交点に浮かび上がる事件の真相とは?25歳の新鋭が放つ秀作サスペンス。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞作。
著者等紹介
パウエル,レベッカ[パウエル,レベッカ][Pawel,Rebecca]
ニューヨーク生まれ。コロンビア大学でスペイン語とスペイン文学を専攻し、ブルックリンの高校教師となる。『青と赤の死』で、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞受賞
松本依子[マツモトヨリコ]
1967年生まれ。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。