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内容説明
不世出の犯罪王、怪人マブゼ博士あらわる!はじめは単なるイカサマに思えた。憑かれたように大金をカードに賭け、負け続ける人々。だが賭け金を手に消え去る男は常に別人のように見える。陰謀の存在を嗅ぎ取った検事ヴェンクは、賭博クラブへの潜入捜査を敢行した。彼の目前でまたも不可解な勝負が。そしてそれを見守る謎めいた女…その時ヴェンクは、凶悪な毒蛇の尾を掴んだも同然であることに気付いていなかった!第一次大戦後、ナチス台頭前夜のドイツに忽然と現われた怪人と、若き正義漢の対決。フリッツ・ラング監督が映画化し、サイレント映画史上最大の犯罪映画となった名作。
著者等紹介
ジャック,ノルベルト[ジャック,ノルベルト][Jacques,Norbert]
1880年ルクセンブルク生まれ。ジャーナリストとして世界を旅し、その間の1909年には作家デビュー。第一次大戦後は作家に専念する。1922年に本書が映画化され、人気作家となった。1954年没
平井吉夫[ヒライヨシオ]
1939年生。早稲田大学文学部卒。ドイツ語翻訳家
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