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内容説明
切り裂きジャック事件と並び犯罪史上あまりに悪名高い手斧殺人事件は、1892年8月4日マサチューセッツ州フォール・リヴァーで起こった。容疑者として三女リジーが逮捕されたが、裁判の結果無罪として釈放され、犯人はついに捕まらなかった。“リジー・ボーデン斧にぎり母を殴って四十回毒を食らわば皿までと父を四十一撲ったとさ”俗謡として今なお語り継がれる“アメリカの伝説”リジー・ボーデンの不可解な動機と隠された心理を、『下宿人』の著者が史実をベースに“推理”によって再構築した“幻”の代表作。
著者等紹介
ローンズ,ベロック[ローンズ,ベロック][Lowndes,Belloc]
1868年ロンドン生まれ。1913年、切り裂きジャック事件をベースにした『下宿人』を上梓。ヒッチコックを始め四度にわたり映画化された。犯罪小説の他に戯曲など多数の著作がある。1947年没
仁賀克雄[ジンカカツオ]
1936年生、早稲田大学商学部卒。作家、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こたつ
3
【図書館】2018/02/22
shiaruvy
3
【2004.03.15 初版】 早川書房さま:ポケミス復刊は僕が持っていないのだけでいいですよ~('◇')ゞ2017/08/15
たまきら
1
アメリカの小説を読んでいて、時々「リジー・ボーデン」という事件が出てくるのでなんだろう?と思って読んでみました。この話はフィクションだし、彼女が本当にやったのかもいまだ不明なので、小説自体に不満が残ります。とはいえこの時代の女性に与えられていた権利の少なさを考えると、抑圧されたものが解放されたらすごいことになるだろうな…とは思います。2014/06/23
ノコギリマン
0
アメリカの未解決事件といえばゾディアック事件かこれ。切り裂きジャッ事件と同じくらい有名なんだけど、意外と知られていない事件でもあったり。一度は詳しく知りたいなー、と思って読んでみたんだけど、ノンフィクションじゃなくて、作家の推理を基にした半フィクションといったところかな。小説としては佳作として申し分がないんだけれど、個人的には期待とはちがう方向性でした。翻訳をされた仁賀克雄氏による『決定版 切り裂きジャック』がサイコーだったけに。もはや伝説の事件。オススメです‼2014/07/31
Kitinotomodati
0
こういう大それた事を仕出かしてしまう、その瞬間の心情は理解できる形になっていた。ただし証明は難しいけど。2019/09/13