Hayakawa pocket mystery books
007/赤い刺青の男―ジェイムズ・ボンド・シリーズ

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  • サイズ B40判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017408
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

世界を震撼させる新手の細菌テロか?東京発ロンドン便の機中で若い女性が高熱を発して急死、日本で製薬会社を営む彼女の家族もまた東京近郊の自宅で同じ症状を呈して死亡した。遺体には蚊の刺し痕が…事態を重く見た日本情報部の要請で、英国情報部はジェイムズ・ボンドを日本へ急派する。日本では緊急のG8サミットが開催される予定なのだ。日本へ飛んだボンドは、旧知のタイガー田中と協力して事件の謎を追う。東京で殺し屋の襲撃を退け、特急列車で一路、謀略渦巻く北海道、そして瀬戸内海へ!世界転覆を企む巨魁との対決の結末は。

著者等紹介

ベンスン,レイモンド[ベンスン,レイモンド][Benson,Raymond]
1956年テキサス生まれ。84年に007の研究書でMWA賞候補になったのを機に007シリーズを執筆。映画版のノヴェライゼーション、短篇も手がけるなど、意欲的に007の世界に取り組んでいる

小林浩子[コバヤシヒロコ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

50
007シリーズの、日本を舞台にした話。製薬会社を買収しようと目論むヤクザ組織、その製薬会社で密かに行なわれていた実験、そしてG8サミットを標的にしたテロの陰謀。とてつもなく大きな事件に挑むジェイムズ・ボンドは、歌舞伎町で、寝台特急カシオペアの車内でと、何度も危機的な状況に陥るというド派手な演出。スマートなボンドに対するは、河童のような不気味な男と全身赤い刺青の闇将軍というある意味日本っぽい(?)悪役たち。2024/04/22

8
直島舞台ということで手にした一冊。007は好きで映画はよく見るけど、書籍は初めて(^^) 代々木公園、鎌倉、寝台特急、札幌、直島などで繰り広げられる本作品、合間あいまで日本独特の文化や物、建物の説明が入るところが外国作品らしくて新鮮?でした。著者が好きな日本のスポットで、思うがままにボンドを暴れさせた!といった雰囲気でした。知っているところが沢山出て来たので、楽しめました♪2014/05/10

星空の挑戦者

5
「2度死ぬ」に続く日本舞台。冷戦終結後、ソ連相手にできなくて敵役不足がここまできたかという感じだ。これまで南米の麻薬王、株の空売り屋さんまで悪役を演じたが、今回ボンドの敵は三島由紀夫に心酔する右翼大物。パンチの日本やくざとボンドが互角に闘う設定はこれまでのシリーズと比較し無理があると思うが・・・直島サミットという設定も実現したらおもしろいと思う。丹波哲朗(じゃなくて公安調査庁のターガー田中)との再会など続きとしてうまく継いでいて面白い。日本のディーティールもよく調べていると思う。映画化を強く希望します。2011/08/27

ニッキー

3
この本の映画化を地元が期待していたのが、よく分かる。 謝辞にある、第一滝本館の奥村智子氏には、仕事でお会いした事があり、その名前を見た時は驚いた。 ホテルにも泊めて頂き、露天風呂にも入らせて頂いた。空から降り落ちる雪が忘れられない。 温泉の硫黄で、パソコンの寿命が1年しか持たないとの話も思い出される。 なかなか、良く取材して書かれており、ベンスン版ボンドもなかなか面白い。2017/07/04

とうくぼやかや

3
松岡圭祐「ジェームズ・ボンドは来ない」から、直島騒動の原因であり、原作とも言える本書の存在を知り、古書店で購入したら、ベネッセ、直島関連箇所にマーカーが入ってたりで、ひょっとして関係者の手にあった本か?とか思わせぶり。007の小説は初めてだったのですが、2002年の著作にしては60年代の作品と大して変わらないような話運び。007日本漫遊記的な。これがお約束なものならしょうがないけど、古臭さは否めません。しかも全体的にこじんまりしてて、派手さもそうないです。日本舞台だとこんなもんなのかなあ。2014/04/14

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