Hayakawa pocket mystery books
007/ゼロ・マイナス・テン

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  • サイズ 新書判/ページ数 267p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784150017231
  • NDC分類 933
  • Cコード C0297

内容説明

香港で怪事件が頻発し、英中間の緊張が高まった。追い討ちをかけるように水上レストランで大爆発が起き、多数の死者が出る。すべての事件は、香港に本拠を置く国際貿易会社に関係していた。さらに、オーストラリアの荒野で起きた謎の核爆発で世界の平和は重大な危機に直面する。事態打開の指令を受けたジェイムズ・ボンドはただちに香港へ飛ぶ。だがボンドの目前で、問題の貿易会社のオーナーが爆殺された。背後に潜むのは中国軍か、それとも犯罪組織か…香港壊滅の大陰謀に007が挑む!イアン・フレミング財団公認、007の新たな冒険。

著者等紹介

ベンスン,レイモンド[ベンスン,レイモンド][Benson,Raymond]
1956年テキサス生まれ。84年に発表した研究書James Bond Bedside CompanionでMWA賞の候補になった。97年から、ジョン・ガードナーに代わって007シリーズの執筆を手がけている

小林浩子[コバヤシヒロコ]
英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニッキー

4
香港の中国への返還を舞台に、Bondが活躍する。 この作家の007シリーズが3作品も映画化されているだけあって、本作もジェットコースターみたいにストーリーは展開し、映画を観ているようで楽しめる。 ボンドガールとの絡みも恋愛模様も、なかなかいい味付けになっている。 香港返還の歴史を絡めつつ、国際貿易会社を巡る謎の事件に、中国軍、秘密組織が絡み時間との勝負で事件解決、謎の解明が進む。仲間を見殺しにせざるを得ない、ボンドの人間の内面にも踏み込み単に殺しのエージェントではないことを描いてる。2017/05/28

のぶ

4
レンモンド・ベンスンによる007シリーズ第1作目。中国返還直前の香港でミステリアスな爆破事件が起こる。調査に向かったボンドの目の前で今度は国際企業のCEOが爆殺された。事件の黒幕は香港マフィアか、中国軍部か?高層ビル、セスナ機の中、船の中でのボンドのアクションは映像的。2017/04/23

ニミッツクラス

3
ベンソンのボンド長編シリーズ一作目。タイトルの意味が判らなかったけど、返還前の香港の様子が昨日のように甦る。在住の人々の心中は察するにあまりあるし、その地で成り上がったサッカリーのオールオアナッシングの気持ちと暴挙も理解できる。麻雀を含む小林氏の翻訳もすごい。核爆発と小舟サンパンの使い道が最後に理解できる。愚者の何とかと言われる核爆弾は粗製なら本書の様に利用できよう。精巧でトリッキーな起爆方法でない事が事件の収束に繋がっている。現ボンドのダニエル・クレイグは好きだなぁ。★★★★☆☆2012/09/29

2
イアン・フレミングのボンドも読みたい。2014/04/30

ポン・ザ・フラグメント

1
本家は読んでいる。ガードナー版は読んでない。でもって、三代目である。うーん、二次創作って感じ。しかも、レベルの低いやつ。いちいち本家のエピソードを想起しなくていいのに。小者臭プンプンだ。2013/09/16

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