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内容説明
真夜中。時計の針が十二時を過ぎた瞬間、病弱な青年アンバリーは無事に二十一歳となり、莫大な遺産を正式に相続した。その翌朝、滞在していた避暑地のホテル近くの断崖の下で、アンバリーの死体が発見される。ホテルを出て歩き回るうちに、持病の発作を起こして転落したらしい。だが病弱な青年が、なぜ真夜中に外へ?さらには、彼が書いていたはずの遺言状も消え失せていた。単なる事故か、それとも…ホテルに滞在中だった名探偵ヘンリー・ガーマジの頭脳が回転しはじめた!アメリカ・ミステリ界で絶大なる人気を誇った女史のデビュー作。
著者等紹介
デイリイ,エリザベス[デイリイ,エリザベス][Daly,Elizabeth]
1878年ニューヨーク生まれ。1940年に『予期せぬ夜』で作家デビュー。『二巻の殺人』(41年)など、アマチュア探偵ヘンリー・ガーマジの活躍するシリーズは全16作で、大いに人気を博した。67年没
白須清美[シラスキヨミ]
1969年生。早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maja
22
莫大な遺産を相続することになっている青年が、崖下で死体となって発見された。病弱のままならぬ身で相続権利が発生する深夜に何故彼は・・。遺産を意識する取巻き親族たちの緊張を絡ませて探偵ガーマジが事件を追う。ちょうどホテルに滞在中だったガーマジが事件に出合い、関わっていく流れがいいなと思う。混み入る謎は停滞もするがそれも丁寧に解かれていく。楽しめた。ある人物の献身さが目につき始めたところで既読に気づくがすっかり忘れていた。2025/06/19
motopurin
1
とても上品。2015/04/23
kanamori
0
☆☆☆2013/09/29