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内容説明
叔母が株式取引のトラブルに!背後にはインチキ臭い占い師が暗躍している。教え子に泣きつかれた安楽探偵テイマー教授が推理をこらす間もなく、殺人が…惜しくも急逝した女流本格の遺作。
著者等紹介
コードウェル,サラ[コードウェル,サラ][Caudwell,Sarah]
1981年『かくてアドニスは殺された』で作家デビュー。89年『セイレーンは死の歌をうたう』でアンソニー賞受賞。2000年1月急逝
羽地和世[ハネジカズヨ]
立教大学文学部史学科卒。英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
koo
7
シリーズ4作目は訳がジュリア以外のメンバーがイマイチ、特にセリーナ。テイマーも初めて中性的な訳が試みられていますが過去作と違う為かえって違和感を感じました。基本フォーマットは同じですが今回はジュリアとラグワートの往復書簡のスタイルでその内容についてメンバーでわちゃわちゃする場面が省略されていて楽しみが半減でしたね。事件の真相に辿り着くまでに二転三転する所など本格ミステリの佳作だとは思いますが過去3作の1.5倍くらいのボリュームは長く訳への不満も含めイマイチな読後感でした。でも未完が残念なシリーズでした。2022/07/17
ヨッシー
4
いやあ、これは面白かったですね。何が良かったかって、まず物語構成が非常に優れていることです。占い師の事件と、銀行の事件が、予想以上にうまく繋がっています。最初は簡単かも……と思っていたんですが、どうやらある程度まではわざと読者が気付くように作ってあるみたいで、見事に裏切られました。ややデクスターを彷彿とさせるような二転三転する推理がなかなか面白く、結局メインの真相も意外性抜群ですばらしいですね。また、微妙なユーモアが常に感じられるんですが、これがまたセンスがいいんですね。2009/10/04
おふねやぎっちらこ
3
なかなか面白かった。ダフニのキャラが強烈だっだな。お近づきにはなりたく無いタイプですね。2021/11/13
kanamori
1
☆☆☆★2013/03/19
wm_09
1
登場人物たちのそこはかとないネジの外れ方が楽しい。不可解さばかりが募る事件の描き方も面白い。解決のポイントを強調しない奥ゆかしさはそれまでのトーンには合っているが、多重解決するにはちょっとふわふわした感触かな。(稲)2010/09/20
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