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内容説明
爆発は右前輪の真下で起きた。爆風は運転席を直撃し、彼女をばらばらに吹き飛ばした。助手席のドッグは声をかぎりに悲鳴をあげ、やがて気を失った…。十年前にIRAの爆弾テロで恋人を失い、自らも顔に醜い火傷を負ったドッグ・シセロ警部にとって、今回の誘拐事件は過去の苦い記憶を呼びさますものだった。ロムチャーチで幼児が行方不明となり、捜査の過程でIRAが連れ去ったとの見方が有力となったのだ。子供の父親オリヴァーはIRAのメンバーで組織の資金を持ち逃げした矢先に不審な死を遂げていた。どうやらIRAはオリヴァーの死を偽装工作と考え、子供を囮に彼をおびきだそうとしているらしい。美しい未亡人のジェーンとともに必死の捜索を続けるドッグ。しだいに彼女に心ひかれていった彼は、子供の救出のため仇敵IRAを相手に捨身の勝負に出るが…。冒険サスペンスの名手が、男の孤独な闘いを描く最新作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
himehikage
1
レジナルド・ヒル別名義での冒険サスペンス。自ら警察を辞めてまで事件を追うシセロ警部。それは正義が下されることへの執念なのか、子供を誘拐された女性への愛なのか…。大人の物語だ〜。2005/07/31
なんと
0
95/01/10 ¥1300 95/05/052016/01/01
tai65
0
星4.52009/12/18
H.Sato
0
このミス1996年版海外編第9位。 レジナルドヒルの別名義作品。実に面白かった。ダルジールよりシセロをシリーズ化して欲しい(笑)。 ちなみに別名義作品は他にもあるようで、機会があれば読んでみたい。 A2024/06/08
kizkanta
0
かつてテロで恋人を奪われ、自らも心と体に癒えない傷を負った孤独な男の執念の戦い。ルエル=ヒルの語り口は独特で、難しいことは一切語っていないのに、読み飛ばすことを許さない。ヒロインにあたる人物に寄り添えるかどうかで、ヒーローの行動の説得力がだいぶ変わってくるが、いずれにしても読ませる。活劇も手慣れたもので、ひりひりするようなサスペンスは臨場感たっぷり。「ああ、面白かった」というような小説ではないけれど、不思議に心に残る作品だ。2020/11/27
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